2005年3月3日 日本経済新聞掲載
シダ・地中の宝



サステナビリティは、ビジネスの必修科目になった。
いまから3億年ほど前の地球は「石炭紀」と呼ばれる時代にありました。巨大なシダ植物の大森林で覆われた時代だったと考えられています。
石炭とはまさに、これら太古の植物が一種の化石となったものです。また、石油・天然ガスの成因はまだ十分に解明されたとはいえませんが、やはり、地層に埋もれた有機物(動植物)に由来すると考える説が有力です。化石燃料とは、太古の太陽のエネルギーを集めて、地球が長い時間をかけてつくった「エネルギーの缶詰」ともいわれます。産業革命以来の社会は、この缶詰をつぎつぎに開けて利用することで恩恵を受けてきたといえるでしょう。
私たちはこの地中の宝を、より無駄なく使うこと、そして排出ガスなど環境への負荷を抑えることも、考えなければならない時代にきています。
ビジネスはいま、環境への責任を自覚し、サステナビリティ(持続可能性、人間活動が生態系の中で継続していけること)を強く意識するようになりました。
エネルギーをはじめ多くの地球資源にかかわる三菱商事には、いっそうそのためのシステムやアイデアを提供する役割と責任があると考えます。
持続できる社会のための、地球規模の新しいネットワークづくりを目指して。三菱商事は、ビジネスのエネルギーを注いでゆきます。
植物からもらった、エネルギーは。



地球資源を維持するための長期的視点が、今の社会に求められています。これまで頼ってきた植物を源とする有機系の燃料には、限りがあることを謙虚に受け止めなければなりません。第三弾は、その歴史を振り返り、エネルギーの未来を見据えて事業運営に当たることが、三菱商事の意志であり自らの役割であると語りかけています。
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