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![]() 代表取締役社長
小島 順彦 2008年に入り、この8月までに環境・CSR(企業の社会的責任)に関する大きな動きがありました。1月に開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)では、サブプライム問題などの経済問題に加え、気候変動や水といった環境問題や、アフリカへの経済協力等が議題となりました。私は数あるセッションの中のひとつにパネリストとして参加し、さまざまな方と意見を交換しましたが、ますます多極化する世界のダイナミックな構造変化を肌で感じることができました。5月にはアフリカ開発会議の首脳級会合(TICAD IV)が5年ぶりに横浜で開催され、また7月の洞爺湖サミットでも、気候変動問題とアフリカ支援が中心テーマとなったことは、皆さんの記憶に新しいところだと思います。 このうち気候変動、つまり地球温暖化問題は、全人類が自らの問題として取り組むべき課題です。この大きな課題への世界的な対策の一つである京都議定書の第一約束期間が、本年からスタートしました。三菱商事ではグループ企業も含めCO2排出量の削減に努めるとともに、ビジネスの面においても新エネルギー・環境を全社推進分野に指定するなど、低炭素社会の実現に向けた多角的な取り組みを進めています。 また、アフリカを始めとする発展途上国に対する活動についても、例えばモザンビークにおけるアルミ製錬のモザール社や、南アフリカでのクロム鉱石採掘とフェロクロム製造・販売のハーニック社等のプロジェクトを実行し、民間企業の立場からアフリカの産業振興に寄与すると共に、社会貢献活動も積極的に行っております。 三菱商事には創業以来の企業理念である「三綱領」があります。なかでも「所期奉公」は、事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持に貢献することを謳っており、当社の環境・CSR活動の拠り所となっております。 本年4月、「INNOVATION 2007」に続く2年間の新たな中期経営計画として、「INNOVATION 2009」を発表しました。この新しい経営計画では、グローバルな総合事業会社として連結ベースでの企業価値向上と持続的成長を図りながら、社会の持続的発展に貢献していくことを目指しております。環境・CSR分野においても、企業の社会的存在としての責任を果たすべく、三綱領の精神に則り、ビジネスを通じた環境への貢献などを中心に、社会性分野及び社会貢献分野それぞれの分野においても新しい施策に積極的に取り組み、社会の持続可能な発展や成長を目指した事業を展開してまいりたいと考えております。 また、私たちは、常日頃様々なステークホルダーとともに、グローバルに事業展開を行っております。本年3月には社外有識者8名による環境・CSRアドバイザリーコミッティーを設置しましたが、メンバーの方々からは既に種々のアドバイスを頂いており、これらの意見を経営に反映していくことにより、ステークホルダーとのより良い関係を築くことができると考えております。 環境・CSRに関する問題は、世界中で日々さまざまな動きがあります。その変化に対応するべく、役職員全員が常に高いアンテナを張っていくことで、社会から信頼される企業であり続けたいと思っております。
副社長執行役員
(環境・CSR 担当) 上野 征夫 最近の気候変動・生物多様性に関する世間の関心の高まりを見るにつけても、事業活動を通じたCSRの実践の必要性をますます強く感じております。2008年度は従来の取り組みのさらなる強化を図るため、社内体制の見直しを行うと共に新規施策への取り組みを進めているところです。
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