西豪州/Kintyre(ウラン)
石炭・鉄鉱石で培ったノウハウを大型ウラン鉱山開発に活かす

カナダCameco社と共同で権益を獲得した西豪州Kintyreウラン鉱区
世界的にエネルギー需要が高まる中、地球温暖化への対応も同時に実現していくためのエネルギー源として原子力が注目を浴び始めたころ、三菱商事では原子力発電用の燃料であるウラン資源の確保に向けた取り組みを開始しました。
世界的なウラン資源争奪戦が行われる厳しい環境の中、2008年には当社とカナダのCameco社が他社との競争に勝ち抜き、数少ない大型優良ウラン資源である西豪州Kintyreプロジェクトの権益を獲得することができました。
今後、本プロジェクトが開発に至り、生産を開始するまでには、操業面の精査など多くのハードルが待ち構えていますが、石炭や鉄鉱石などの経験で培った鉱山開発ノウハウを最大限に活かし、関係者が一丸となり力を合わせて一つひとつ乗り越えていきたいと考えています。また、本プロジェクトのみならず新たな優良資産の獲得に向けて日々様々な活動を継続していきます。
世界規模の銅生産者を目指した優良銅資源の確保
当社は、かねてより、銅を金属資源事業における主要対象の一つとして位置付けています。現在、南米で、エスコンディーダ銅鉱山(チリ)、ロスペランブレス銅鉱山(チリ)、アンタミナ銅・亜鉛鉱山(ペルー)の三つの銅鉱山に資本参加しており、当社の業績に大きく貢献しています。生産物である精鉱は日本をはじめとする世界の製錬所に出荷され、原料の安定確保という観点からも、意義のあるプロジェクトとなっています。エスコンディーダでは最近になり、鉱区内で新たな大規模鉱体の賦存が確認されるなど、これら三つの鉱山は、いずれも規模・コスト競争力において世界でトップクラスに入るもので、今後とも長期にわたり安定的な収益を生み出すだけでなく、拡張による事業価値拡大の可能性も持ち合わせています。
当社では、これら既存鉱山のさらなる事業価値拡大を追求するとともに、探鉱など川上分野への展開や南米以外の地域でのプロジェクトなど、一層幅広い取り組みを通じて新規の優良銅資源を確保し、量・質両面での銅事業の永続的な拡大を目指していく考えです。
豪州における資源事業への取り組み
鉄鋼原料本部は100%子会社であるMDP社(Mitsubishi Development Pty Ltd)を通じて、原料炭事業を中心に一般炭・鉄鉱石・ウランなどの資源事業に取り組んでいます。これまで持続的な収益基盤の拡大のために、BMAなどの既存保有プロジェクトの操業拡張や一般炭炭鉱の開発などを実施するとともに、将来を見据えた次世代資源の確保を目指した活動も行ってきました。
2008年度にはBMAを通じて大規模な未開発の原料炭資源を有するNew Saraji鉱区の権益を獲得しました。西豪州ではCameco社と共同で、既にウラン資源が確認されているKintyreウラン鉱区の権益獲得に成功しました。鉄鉱石事業においても西豪州でOakajee港湾入札における優先交渉権を獲得。これらの案件はいずれも将来の資源事業拡大への大きな布石となります。今後とも、将来の収益基盤拡大のための活動を引き続き強化していきます。

