三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2011年8月分)

三菱商事では、東日本大震災復興支援基金の一環として「被災地でのボランティア活動」を行っています。8月の活動について報告します。

活動内容

8月上旬は個人宅の庭や畑の瓦礫拾い、側溝の泥出し作業をしました。また、3日~6日には仙台七夕花火祭の設営ボランティアを行い、他のボランティアの方々との交流を深めることができ、有意義な時間となりました。七夕花火祭では、「早く元の生活に戻れますように」と短冊に書く小さな子どもの姿や、女性が「仮設住宅から早く出られますように」と書いているのを目にし、被災者の皆さんの実情を理解し、支援のあり方を改めて考える良いきっかけになりました。

8月中旬には、仙台市津波災害ボランティアセンターの休止に伴い、活動の拠点を仙台市から石巻市に移し、漁港での貝の養殖用ロープをほどく作業や、作業場所にたまっているヘドロ除去、また市内の墓地の清掃を行いました。日差しが強く湿度が高い厳しい環境の中、チームワーク良く作業に励みました。

参加メンバーの声

  • 「七夕祭りの真っ只中ということもあり、仙台駅前の賑わいと被害が大きかったエリアの静けさとの差が印象的でした。被災地は瓦礫の撤去が進んでいるとはいえ、まだまだ見た目も“被災地”のままです。それを決して忘れず継続的な復興支援をしていかなければならないと強く思いました」
  • 「実際に被災地を見ることで、津波の威力を実感しました。今回の活動を通じて、現地の人の貴重な体験談を聞くことができました。ショッキングな出来事ですが、前向きに生きる人々を見ると、逆に元気を分けてもらったようです。また、大した作業ができたわけではありませんが、被災地の方々に感謝の言葉を掛けて頂き、とても嬉しかったです」
  • 「暑さが一番の心配事でしたが、実際全身汗だくで、ゴーグルも曇る中での作業でした。しかし目の前の光景にメンバー全員が突き動かされ、無言のスクラムを組んでいることをお互いに感じながら、黙々と作業を続けました。津波で墓石が流され重なり合った墓地の瓦礫撤去作業は、最初はどこから手を着けていいのか途方に暮れるほどでしたが、3日目には、少しはお役に立てたかなと感じられるくらいの成果は出せたと思います」
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