三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2011年10月分)

三菱商事では、東日本大震災復興支援基金の一環として「被災地でのボランティア活動」を行っています。10月の活動について報告します。

活動内容

10月は前月に引き続き宮城県石巻市の他、中旬からは新たに南三陸町も活動場所に加え、活動を行いました。活動内容もこれまでの瓦礫撤去などの作業に加え、漁村における復旧活動(漁港支援)など、より直接的に被災地の復興にかかわるものが増えてきました。

また、30日には、南三陸町で毎月開催されている「福興市」で会場の設営や片付け、運営をお手伝いしました。大勢の来場者で賑わった福興市は、参加メンバーが、被災地の方々の復興に向けたパワーと元気を共有する貴重な機会にもなりました。

参加メンバーの声

  • 「主にワカメ養殖の再開準備をお手伝いしました。元々はカキの養殖や沖合での漁が盛んだったようですが、震災の影響でさまざまな道具が失われ、現状でも短期間で販売でき、安定した収益が確保できるワカメの養殖を行う漁師さんが増えているとのこと。家族を亡くされたある漁師さんが、『一人で作業をしているといろいろなことを思い出したり、考えてしまったりして進まなくなるから、ボランティアの人と話をしながら作業ができるだけでもありがたいよ』と語っていたのが印象に残りました」
  • 「被災地にはまだまだ瓦礫の山が残っていました。100人単位で1日必死に瓦礫の撤去作業をしても、片付けられるのはほんの一区画に過ぎません。しかし、ボランティアセンターの方から『昨日まで瓦礫があった場所が、今日きれいに片付いているのを見て、被災地の人たちは頑張ろうと思えるんですよ』という言葉を聞き、改めて『復興支援』を続けていこうという思いが強くなりました」
  • 「私がお手伝いした漁港では、皆さんが辛い過去を乗り越えて、元気に前進しているという印象を強く受けました。実際には肉親が亡くなった方や、住まいを失った方も大勢いらっしゃると思いますが、過去を悲しむだけでなく、未来のために行動することの大切さを実感させられました」
  • 「福興市には大勢の方が来場し、楽しんでもらえたようで、ささやかながらもお手伝いができたことが嬉しく思いました。出店した方々には被災された方も多かったのですが、皆さんが前向きにお祭りを盛り上げている姿を見て、私も元気をもらいました」
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