三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2012年11月分)

活動内容

11月は、宮城県南三陸町で活動を行いました。

特に多かったのが、漁業復興が進む志津川漁港での支援活動です。旬の時期を迎え、水揚げが増えたカキの処理や選別作業をはじめ、ワカメの種付け作業などをお手伝いしました(写真左)。

同じ志津川地区の住宅跡地では、側溝の泥出しや瓦礫収集を行いました。重機による復旧作業の準備など、まだまだ人力による作業のニーズが残っているのが現状です(同中央)。

また、毎月お手伝いしている南三陸町の復興イベント『福興市』は、今回で20回目。ボランティア参加メンバーは、前日の設営から当日の販売までお手伝いしました。穏やかな天候にも恵まれ、南三陸名物のイクラ丼をはじめ、お好み焼きやタコ釣りのお菓子が完売する盛況ぶりでした(同右)。

参加メンバーの声

  • 「現地では、震災前と後の町の写真を見比べる機会がありました。震災前の写真には家屋のカラフルな瓦が写り、路地で遊ぶ子どもの笑い声や、漁船の力強いエンジン音が聞こえてくるよう。一方で、津波によって破壊された町の写真からは、そうした生活の息遣いは何も聞こえず、胸にぽっかりと穴の開く思いがしました。活動では、そうした被害から立ち上がり、復興を目指して頑張っている漁港の方たちと触れ合うことができ、元気というお土産まで頂きました。あの景色を取り戻せるように、微力ですが、これからも支援を続けていきたいと思います」
  • 「被災地で見た『裸一貫からやり直す』との看板。その決意の通りに、漁業関係者の方々が仕事に打ち込む姿を見て、感銘を受けました。同時に、一人ひとりの力はわずかかもしれませんが、個々の力を積み上げなければ復興は達成できないのだと実感しました」
  • 「参加したいと思いつつも都合が付かないまま2年弱。いまさら必要があるのだろうかと思案していたところ、プログラムに参加した友人から『まだまだ支援が必要だし、行ってみて初めて分かることがあるよ』と勧められ、決心しました。実際現地に行き、その場所を見て、被災した皆さんの話を聞いて、分かること、気付くことがたくさんありました。一人の力では何もできないかもしれませんが、今後もできるだけ支援活動に参加していこうと思います」
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