三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2012年12月分)

活動内容

12月は、宮城県南三陸町、岩手県陸前高田市で活動を行いました。

南三陸町では、志津川漁港でホタテ養殖に必要な耳吊り作業を行いました。ホタテの稚貝に穴を開けて紐でつないでいく耳吊りは、養殖魚業者の方にとっても手間のかかる作業です(写真左)。

また、同町の志津川地区・歌津地区の住宅跡地での清掃活動で、瓦礫収集・分別などを実施。一日でも早く復旧作業が進むことを願いながら、力仕事に汗をかきました(同中央)。

陸前高田市では、住民の皆さんと共に地域の農園で農作業をお手伝い。アシを使った堆肥作りや菜種の間引き作業などを行いました(同右)。

参加メンバーの声

  • 「被災地の方が強く言ってくれたのが『自分の暮らしている地域で災害が起きた時に、どこが安全で、どこに避難すれば良いかを確認すること』。震災後、メディアでも災害への備えの大切さを取り上げられているにもかかわらず、自分はその教訓を何一つ活かせていないと再認識しました。教えていただいた被災地の方々の経験と教訓を、きちんと活かしていこうと思います」
  • 「決して大きくはない住居跡。それでも、敷地内の瓦礫を集めるには、20人強で丸1日掛かってしまいました。今回の活動場所は、今は人が住めない地域に指定されていますが、『家主の方の心の整理の一助になれれば』『ちりも積もれば山になる』と願いを込めて、活動しました」
  • 「『何をもって復興と捉えるか』を深く考えさせられました。訪れた被災地は一見すると水や電気のライフラインが復旧し、商店街やスーパーマーケットもオープンしているので復興は進んでいるように見えました。ですが、語り部の方やNPOの方のお話を聞くと、まだまだ復興とは程遠い状況であることが理解できたのです。今回のボランティアを通じ、『自分が何をすればいいか』を考え、行動することがより重要だと感じました」
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