三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2013年3月分)

活動内容

3月は、岩手県陸前高田市、宮城県南三陸町で活動を行いました。

陸前高田市上長部地区の「まごころの郷」では、地域の方々とボランティア団体が協力して復興に取り組んでいます。ボランティア参加者は、農地での雑草取りや石拾いなど農作業を中心にお手伝いしました(写真左)。

また、南三陸町で毎月開かれている「福興市」に今月もボランティアとして参加。開催前日から、会場でテントを設営しました(写真中央)。また午後は、「福興市」関連の資機材を集めた倉庫内を片づけました。

福興市当日は、雪が降る中での開催となりましたが、各店舗に分かれて販売をお手伝い。地域産品の納豆やメカブを使った「福興巻き」と銘打ったのり巻きを来場者で作るイベントも行われました(写真右)。「納豆、メカブのようにネバって復興を!」との願いを込め、20メートルもの長さを持つのり巻きが作られ、無料で配布されると、訪れた子どもたちも大喜びしていました。

参加メンバーの声

  • 「大震災から2年たった今、陸前高田では、被災した市役所や体育館などの建物がどんどん取り壊され、津波を物語る建造物がなくなりつつあります。そのためか、地域の方々からは『忘れないでほしい』という思いが感じられました。今回、津波により塩害を受けた土地を、ナスやピーマンが収穫できる農地にするためのお手伝いをしました。次に訪れる時には、地域の方々が生き生きと作物を育てる光景が見られたらと思います」
  • 「今回お手伝いした作業は、農地でトラクターなどの農業機械を使う際に障害となる石を撤去するもの。初期の瓦礫撤去などに比べると、より日常生活に近い形でのボランティア活動に変化しつつあると感じました。こうした被災地のニーズをくみ取って今後も活動していく必要があると思いました」
  • 「(福興市当日は)天候に恵まれませんでしたが、雪が降る中、会場ステージで力強く合唱する地元の高校生たちの姿に、自分たちも頑張ろうと思いました。また、他社のボランティアの方たちとの共同作業も貴重な経験になりました」
  • 「被災地の方から感じたのは、『ボランティアに頼るだけでなく、自分たち自身で行動しよう!』という強い意識。福興市をはじめとするイベントを企画し、明るく頑張っている姿に元気を頂きました」
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