三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2014年11月分)

活動内容

11月は岩手県陸前高田市や宮城県の南三陸町、石巻市、仙台市でボランティア活動を行いました。

岩手県陸前高田市では、継続的に支援しているコミュニティー農園で活動しました。グラウンド脇のログハウスの建材となる丸太の皮向きや、野菜の収穫、花壇の手入れをお手伝い。地元の方のご厚意で、野菜や果物をお土産として頂くなど、活動以外にもさまざまな交流する機会になりました(写真左)。

宮城県南三陸町で、地元の方やボランティアが立ち上げた牧場「さとうみファーム」を初めてお手伝いしました。この牧場はヒツジの飼育や、除塩にも役立つ植物ソルトブッシュを飼料として栽培する他、被災地の方々が家族で動物と触れ合い、楽しめる遊び場としても運営されています。ボランティアチームは羊毛のごみ取りや、第二牧場予定地の開拓・整備を行いました(同中央)。

仙台市では、三菱商事復興支援財団が支援している仙台秋保醸造所で、来年度以降植栽が予定されているブドウ畑の開墾や木の搬出をお手伝いしました。仙台の新たな特産品の誕生が期待されています(同右)。

この他にも、石巻市雄勝町での廃校再生プロジェクトを支援。被災地の着実な復興へ向けた取り組みや新たな産業の芽生えに触れる一月となりました。

参加メンバーの声

  • 「初めて陸前高田を訪れ、宿泊先から見た景色に衝撃を受けました。まったく何もない野原が広がっており、『3年半経過してもほとんど変わっていないのでは』との印象を受けました。一部では復興が進んでいると報道もありますが、まだまだ復興は途上であり、人々の心の傷は癒されていないと感じます。3.11を忘れずに支援を続けていく必要があると強く感じました」
  • 「今回、羊で町おこしをする方々のことを初めて知り、驚きました。羊を育てるだけでなく、飼料にワカメを使ったり、塩分の多い土地でも育つソルトブッシュを使ったりと、盛りだくさんのアイデアで挑戦している点には感動を覚えたほどです。一方で人手が少ないので、引き続きボランティアの支援が必要だと感じました」
  • 「今回、復興途上である被災地の現状、一方で被災を機に震災前以上の夢を持って進もうとする方々がいるという現実を目の当たりにしました。まだ自分の中できちんと整理できていませんが、『これが今の被災地の姿なんだ』と思いました。被災地が本当の意味で元気になるために、今回お手伝いしたような魅力ある事業がどんどん利益を上げて、被災地を盛り上げてほしいと心から思います」
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