三菱商事

コロンビアの小規模コーヒー農家を支援
コーヒーの品質向上と産地の環境保全

コロンビアは、現在では石油・石炭がおもな輸出産業になりましたが、コーヒー産業は継続して世界3~4位の生産量を誇る同国の主要産業であり、地域振興の観点からも同国の発展においても非常に重要です。

三菱商事は2008年より国際貢献としてコロンビアの小規模コーヒー栽培農家(以下、小規模農家)をコロンビアコーヒー生産者連合会(※)を通じて支援してきましたが、このほど ノルテ・デ・サンタンデール 県の対象農家が生産したコーヒー豆を購入し、日本に輸入・販売することにしました。

Federacion Nacional de Cafeteros de Colombia (以下FNC)
56.3万世帯のコロンビアコーヒー生産者を代表し、同国コーヒーの生産管理・輸出を行う非営利団体。

三菱商事が支援するコロンビアの小規模農家がコーヒー豆を日本向けに輸出

コロンビア全体地図

2015年5月、当社は2014年度に支援を行ったノルテ・デ・サンタンデール県の288農家から、 Forest Ranger Families Programプロジェクトによって品質が向上したコーヒー550袋(70kg/袋、全部でおよそコーヒーカップ300万杯分)を購入する契約を締結しました。このコーヒー豆は10月~11月頃に日本に輸入され、日本の消費者に提供可能となります。コロンビアコーヒーならではの華やかな香りが特徴です。

コロンビアの小規模農家支援プロジェクト “Forest Ranger Families Program”

小規模農家はコロンビアの中でも貧困層が多く、コカイン等の違法作物の生産の温床となっていました。ウリベ前大統領やサントス大統領は違法作物撲滅に向けた国家キャンペーンの一環として、コーヒー生産地における小規模農家の支援プロジェクトを実施しています。

当社では、現地の人々のニーズにあった国際貢献施策を多数推進しており、コロンビアでは2008年より、小規模農家支援プロジェクト “Forest Ranger Families Program” に協力する覚書を締結し、大統領府、FNC、地方自治体、政府系金融と共に農業技術向上・インフラ整備・環境保全等の小規模農家支援に取り組んでいます。

Forest Ranger Families Program 概要

  • プロジェクト名 : Forest Ranger Families Program (西語名:Programa Familias Guarda Bosques)
  • 参加団体 : 大統領府、FNC、地方自治体、政府系金融、三菱商事
  • 国家総出資額 : 合計USD12,843,914(内コーヒー関係はUSD1,778,359)
  • 支援額 : 合計USD1,000,000(2009~2018年、USD100,000/年 × 10年間)
  • 支援内容 :
    1. 環境に配慮したコーヒー生産に必要な設備の設置(水洗設備、乾燥設備、排水処理設備等)
    2. コーヒーの品質・生産性向上プログラム(農民教育・トレーニングプログラム)
    3. 環境保全プログラム(荒れた森林の回復・保護)
  • 対象地域 : 全9県(ナリーニョ、ウイラ、カウカ、トリマ、マグダレーナ、ラ・グアヒーラ、ノルテ・デ・サンタンデール、ボヤカ、サンタンデール)
  • 対象農家 : 全2,880農家(農地面積2,745ha)
  • 進捗状況 : 2009~14年に、ナリーニョ、ウイラ, カウカ、トリマ、マグダレーナ、ラ・グアヒーラ県での支援を完了。

支援内容の一例

Wet Mill
コーヒーチェリーの果皮や果肉を除去する水洗設備
Pulping Machine
Wet Millで使用される脱穀機

貧困改善と環境保全

小規模農家が栽培するコーヒー豆の品質が向上し、日本などのコーヒー消費国で安定的に販売されるようになれば、小規模農家の貧困改善及び農村部における違法作物撲滅のための大きな一歩になります。当社は、引続き支援プロジェクトに協力し、FNC等の関係機関とともに小規模農家の支援を行っていきます。

栽培されたコーヒー豆
ページ上部へ