三菱商事

サステナビリティ重要課題(マテリアリティ) ~持続可能な成長を実現するために特に対処すべき重要課題~

サステナビリティ重要課題を特定するに当たっての考え方

ステークホルダーからの期待の高まりも含め、地球環境や社会が抱える課題への対応が三菱商事の長期的な成長に与えるインパクトが近年ますます高まりつつあります。そうした状況認識の下、当社は「中期経営戦略2018」において、目指す企業像の中で「社会に役立つ事業価値」を追求し、経済価値・環境価値・社会価値の同時実現を目指す姿勢を改めて掲げました。サステナビリティ重要課題は、総合商社たる当社の業態を踏まえつつ、三価値の同時実現を積極的かつ全社統一的に具現化するための道標として特定したものです。

特定プロセスの説明

  • ステップ1候補となる課題要素のリストを作成

    三菱商事の持続可能な成長を考える上で考慮すべき課題となり得る要素を、ISOや国連SDGs※1等の外部の課題ガイドラインをベースとして、網羅的なロングリストにまとめました。

  • ステップ2社内外の視点から各要素の重要度を判定

    ステップ1で作成したリスト内の各要素に対して、「当社営業部門・グループの視点」(横軸)および「社外ステークホルダー※2の視点」(縦軸)から、当社の持続可能な成長に対する機会・リスク双方を踏まえた重要度を判定し、いずれの視点においても重要度が高い要素を抽出しました。

  • 環境・CSR アドバイザリーコミッティーにて討議

    ステップ3サステナビリティ重要課題を特定

    ステップ2で抽出された重要な要素について、環境・CSRアドバイザリーコミッティーを含めた社外ステークホルダーの意見も踏まえて再整理等を行い、取締役会における議論も経てサステナビリティ重要課題を特定しました。

※1:国連が2015年に総会で決定した2030年を目標とする持続可能な開発目標。

※2:機関投資家やNGO、その他の社外有識者等。

三菱商事の持続可能な成長のために不可欠である三価値の同時実現を目的として、7つのサステナビリティ重要課題を特定しました。これらへの取り組みを通じて、当社は社会に役立つ事業価値の創出を追求します。

サステナビリティ重要課題の概要と取り組み事例

  • 低炭素社会への移行
  • 持続可能な調達・供給の実現
  • 地域課題への対応と解決策の提供
  • 次世代ビジネスを通じた社会課題の解決
  • 自然環境の保全
  • 地域・コミュニティーとの共生
  • 魅力ある職場の実現
  • 課題

    概要

    取り組み事業例

    • 課題

    • 低炭素社会への移行

    • 概要

    • 気候変動は、あらゆる事業活動に影響を及ぼし得る課題です。三菱商事は気候変動問題が事業にもたらす影響を想定の上、これらに対処するとともに、低炭素社会への移行を促す事業や温室効果ガスの削減に積極的に取り組みます。

    • 取り組み事業例

    • オランダの洋上風力発電事業

    • オランダ・Eneco社と共同で建設・運営しています。2015年に操業を開始して以来、43本の風車で、オランダ15万世帯にクリーンな電力を提供し、低炭素社会への移行に貢献しています。

    • 気候変動に係る取り組み

      詳細はこちらをご覧下さい。

      気候変動に係る取り組み(2017年9月20日更新)(PDF:645KB)
      CDP Climate Changeへの対応

      三菱商事は、2007年より、CDP Climate Changeの質問書への回答を行っております。詳しくは、CDP Climate Change 2017回答(英文のみ)をご覧ください。

      CDP Climate Change 2017回答(英文)(2017年9月20日更新)(PDF:445KB)
    • 課題

    • 持続可能な調達・供給の実現

    • 概要

    • 日本をはじめとする各国・地域のニーズに基づき、人々の暮らしを支える資源・原材料等を将来にわたって安定的に調達・供給することが三菱商事の重要な役割の一つです。自社の事業のみならず、サプライチェーンにおける他社事業の環境・社会性面にも配慮しながら、持続可能な調達・供給を実現していきます。

    • 取り組み事業例

    • 天然ガスの安定供給に貢献するインドネシアのドンギ・スノロLNG事業

    • 資源メジャーが参画しないオール・アジアの企業によるLNG事業です。三菱商事は最大株主としてプロジェクトに参画、本邦だけでなく東アジアのエネルギー安定供給にも貢献していきます。

    • 課題

    • 地域課題への対応と
      解決策の提供

    • 概要

    • グローバルに事業を展開する三菱商事にとって、各国・地域が直面する課題を適時、適切に把握し、解決に貢献することが重要です。地政学リスクに対して適切に対応しながら、課題の解決に果敢に挑戦し、各国・地域の発展に寄与していきます。

    • 取り組み事業例

    • ミャンマーの経済発展につながるティラワ工業団地開発事業

    • ヤンゴン近郊南方のティラワにおいて、工業団地を開発し、現地の雇用創出、産業基盤の発展に貢献しています。日緬双方で力を合わせ2015年9月に開業し、順調に推移しています。

    • 課題

    • 次世代ビジネスを通じた
      社会課題の解決

    • 概要

    • 三菱商事は常にビジネスモデルの変革を通じて、時代に即した付加価値の提供を行ってきました。技術革新がもたらす産業の大きな変化も取り込みながら、常にイノベーティブなビジネスを構築し、社会課題の解決に取り組みます。

    • 取り組み事業例

    • Tataとの協働によるIT事業の推進

    • Tata Consultancy Services(TCS)等のパートナーやシリコンバレー支店等の海外拠点を通じて、新技術やビジネスモデルの情報を収集し、デジタル化の影響が大きい産業分野におけるビジネス開発を推進しています。

    • 課題

    • 自然環境の保全

    • 概要

    • 三菱商事は地球が最大のステークホルダーであると認識し、事業を継続していくために、生物多様性に配慮し、環境負荷低減や環境保全に努めます。

    • 取り組み事業例

    • 熱帯林再生実験プロジェクトを4カ国で実施中

    • 失われた熱帯林の短期再生を目指し1990年にマレーシアで実証実験プロジェクトを開始。現在はそれに加え、ブラジル、ケニア、インドネシアで展開し、開始当初に植えたものは20メートルを超すまでに生長しています。


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    • 課題

    • 地域・コミュニティーとの共生

    • 概要

    • 事業活動を行う上で、その地域のさまざまな関係者と共生していくことが重要です。事業活動を通じて地域の発展に寄与するとともに、社会貢献活動なども通じて、地域・コミュニティーと共生を図っていきます。

    • 取り組み事業例

    • プラスチック成型・加工訓練センターでの技術教育・訓練の支援

    • サウジアラビアの重要な社会課題である若年層の雇用拡大に寄与するため、職業訓練庁、エネルギー・産業・鉱物資源省をはじめ現地の業界団体代表数社と共に運営を支援しています。

    • 課題

    • 魅力ある職場の実現

    • 概要

    • 三菱商事には、性別や国籍の違いだけでなく、さまざまなライフスタイル、多様な価値観を持つ社員が在籍しています。事業の多様化、グローバル化が急速に進む中、これからも継続的企業価値を創出するため、多様な人材が価値観を共有し、切磋琢磨しながら成長していく職場の実現を目指します。

    • 取り組み事業例

    • 米国三菱商事会社の社長に就任したスティーブンス氏(右)

    • 三菱商事は、連結・グローバルベースでの人材育成・活躍促進に取り組んでいます。段階的な研修プログラムや国を超えた異動を経験した拠点の社員が多く活躍しています。


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