三菱商事

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2009年3月29日

ロシア サハリン2プロジェクトからのLNG 出荷開始

三菱商事が10%出資するサハリンエナジー社(以下SE 社)は、本日、ロシア連邦サハリン州プリゴロドノエ港に所在するLNG 生産・出荷設備から液化天然ガス(LNG)の出荷を開始しました。本日出荷されたLNG は、東京ガス株式会社向け、並びに、東京電力株式会社向けとなります。
サハリン2プロジェクトのLNG 生産設備(液化系列2 系列)は、年間960 万トンの最大生産能力を予定しております。同設備から生産されるLNG は、約6 割が日本へ供給される予定です。
 
本出荷は、ロシア連邦からの初のLNG 出荷であるとともに、日本から近距離に位置する供給ソースとして、今後、アジア・太平洋地域へのエネルギー安定供給、並びに、供給源の多様化への貢献の一助になるものと考えております。
 
当社はSE 社の株主として、昨年12 月に開始された原油通年生産と出荷に続き、本LNG 出荷の開始をサハリン2プロジェクトにおける重要なマイルストーンと捉えており、引き続き本プロジェクトの原油・LNG 安定供給体制確立に向けた支援を継続していきます。
 
以 上
  
【参考情報】
サハリン2プロジェクト概要
 
ロシア・サハリン島沖は、約450 億バレル相当(石油換算)の資源を有するといわれる世界規模の石油・ガス開発地域です。サハリン2は世界最大の石油・ガス複合プロジェクトであり、約40 億バレル相当(石油換算)の資源を有します。
 
サハリン2プロジェクトはサハリンエナジー社(SE 社)(当社10%、ガスプロム50%+1 株、ロイヤルダッチシェル27.5%-1 株、並びに三井物産株式会社12.5%の共同出資会社)が事業主体となり、第一段階開発として、1999 年以降、夏季半年間限定での原油生産・出荷(ピーク時生産量 : 9 万バレル/日)を行ってきました。また、第二段階開発として、2008 年12 月には、サハリン島南端のSE 社プリゴロドノエ原油・LNG 出荷設備から、原油の通年出荷を開始、今般、LNG の出荷を開始致しました。サハリン2プロジェクトでは、ピーク時生産量約15 万バレル/日の原油ならびに年間960 万トンの液化天然ガス(LNG)を生産する予定です。同設備から生産されるLNG は、約6 割が日本へ、約4 割が韓国ならびに米国西海岸向けに供給される予定です。
 
 

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三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
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