三菱商事

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2010年4月14日

国際金融公社(IFC)よりチリ国エスコンディダ銅鉱山権益2.5%を共同で取得へ

三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 小島順彦)は、日鉱金属株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 岡田昌徳)及び三菱マテリアル株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長 井手明彦)と共に、国際金融公社(International Finance Corporation、本社:米国ワシントンDC、以下、「IFC」)が保有するチリ国エスコンディダ銅鉱山プロジェクト(以下「本プロジェクト」)の2.5%権益を、3社にて共同で設立する共同事業体(当社 50%、日鉱金属 40%、三菱マテリアル 10%の比率で出資予定。)を通じて取得するための協議を進めてまいりました結果、IFCと当該権益取得に関して合意致しましたので、お知らせ致します。
 
今後、本プロジェクトにおける他株主との調整、関係諸官庁の承認を取得の上、2010年5月末を目処に権益が譲渡されます。
 
本プロジェクトは、1990年に操業を開始して以来、複数の拡張工事を経て、現在世界最大の生産量(2009年銅分生産量107.8万トン)を誇っています。
 
当社は、1988年以来、3社にて運営しているジェコ株式会社(当社 70%、日鉱金属20%、三菱マテリアル 10%)を通じて、間接的に7%権益を保有しています。今回の追加取得を通じ、当社は本プロジェクトの間接持分権益を8.25%に引き上げることとなります。当社は優良銅資源事業投資の拡大と持続的に成長可能な資源ポートフォリオの拡充を重点分野と位置付けており、引き続き優良銅資源を確保することで事業収益の継続的拡大を図ってまいります。
 
<参考資料>
 
1.エスコンディダ銅鉱山プロジェクト
 
エスコンディダ銅鉱山プロジェクトは、1990年12月に操業を開始し、複数の拡張工事を経て、現在、世界最大の銅分生産量を誇る銅鉱山です。同鉱山では、年間銅精鉱約320万トン、銅地金約33万トンを生産しており、生産規模に加え、埋蔵量、コスト競争力についても世界有数の優良案件であります。
 
所在地
チリ北部第Ⅱ州、Antofagasta市から南東に約170km(地図参照)
資本構成
BHP Billiton 57.5%、Rio Tinto 30%、ジェコ 10%(当社 70%、日鉱金属20%、三菱マテリアル 10%)、IFC 2.5%(2010年3月末時点)
可採鉱量
42億トン(銅品位 0.76%、2009年12月時点)
年間生産量
107.8万トン(2009年実績、銅分生産量)  
生産開始
1990年12月
 
2.国際金融公社(IFC)
 
国際金融公社(IFC)は、世界銀行グループの機関で、貧困削減と人々の生活水準の向上を目的に民間セクターへの投資に資金を提供したり、国際金融市場で資金を動員したり、企業や政府へのアドバイザリー・サービスを行って、途上国の経済成長を持続可能な形で推進しようとする社会事業体です。IFCは、1988年のエスコンディダ銅鉱山プロジェクトの開発段階より、2.5%の権益を保有しております。

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三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
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