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2011年1月31日
インドネシア共和国スノロ・トイリ天然ガス鉱区権益の取得
三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林健)は、インドネシア民間最大手エネルギー会社であるメドコ・エナジー・インターナショナル社(メドコ社)より、同国中部スラウェシ州に位置するスノロ・トイリ天然ガス鉱区権益を20%保有するトモリE&Pリミテッド(メドコ社100%) の全株式を取得致しましたのでお知らせ致します。取得価格は260百万米ドル(約215億円)となります。
1. 株式取得の理由
本鉱区は、インドネシア国有石油・ガス会社であるプルタミナ社とメドコ社の100%子会社がそれぞれ50%ずつ権益を保有しておりましたが、今般、当社がメドコ社より20%の権益をトモリE&Pリミテッドの買収によって取得したことで、権益保有比率がプルタミナ子会社50%、メドコ社子会社30%、当社子会社(トモリE&Pリミテッド)20%となります。
本鉱区は2005年より原油生産(約1,900バレル/日)を開始しておりますが、2014年の天然ガス生産開始を目指して開発作業に着手します。尚、本鉱区から生産される天然ガスはインドネシア国内に供給される他、それ以外の数量(日量約2.5億立方フィート、LNG換算で約150万トン/年)については、当社が参画する液化天然ガス(LNG)製造・販売会社であるドンギ・スノロLNG社(スラウェシLNGディベロップメント社[当社75%、韓国ガス公社25%]:59.9%、プルタミナ子会社:29%、メドコ子会社:11.1%、年間約200万トン生産)が使用する原料ガスの約75%分として供給され、日本および韓国へ2014年後半よりLNG輸出される予定です。
当社は今回の権益取得により、先般、最終投資決定を行ったドンギ・スノロLNGプロジェクトの上流から下流にわたるLNGバリューチェーンへの関与を通じてプロジェクトの一体運営を行い、LNGの安定供給およびプロジェクト全体の価値向上を果たしていきます。また、当社が参画するカンゲアン石油・ガス鉱区の開発およびタングーLNGプロジェクトの推進と合わせて、成長著しいインドネシア経済へ一層の貢献を図って参ります。
2. 異動する子会社(トモリE&Pリミテッド)の概要
(1) 名称
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Tomori E&P Limited
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(2) 所在地
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イギリス ロンドン
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(3) 代表者の役職・氏名
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異動前
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取締役 Lukman Ahmad Mahfoed
取締役 Eka Satria
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異動後
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取締役 志村 孝信
取締役 津留崎 真
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(4) 事業内容
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原油・天然ガスの開発・生産・販売
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(5) 資本金
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260百万米ドル
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(6) 設立年月日
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2009年11月13日
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(7) 大株主及び持株比率
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異動前
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メドコ社 100%
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異動後
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当社 100%
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(8) 上場会社と当該会社との間の関係
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記載すべき資本・人的・取引関係はなし。
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(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
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決算期
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2009年12月期(千米ドル)
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連結純資産
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0
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連結総資産
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0
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1株当たり連結純資産
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0
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連結売上高
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0
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連結営業利益
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0
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連結経常利益
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0
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連結当期純利益
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0
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1株当たり連結当期純利益
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0
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1株当たり配当金
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0
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3. 株式取得の相手先(メドコ社)の概要(2009年12月31日時点)
(1) 名称
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PT. Medco Energi Internasional Tbk
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(2) 所在地
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インドネシア共和国 ジャカルタ
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(3) 代表者の役職・氏名
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President Director, Darmoyo Doyoatmojo
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(4) 事業内容
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原油・天然ガスの探鉱・開発・生産
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(5) 資本金
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約1億米ドル
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(6) 設立年月日
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1980年6月9日
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(7) 純資産
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約7億米ドル
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(8) 総資産
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約20億米ドル
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(9) 大株主及び持株比率
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Encore Energy社:50.7%、一般株主:37.6%、自己保有:11.7%
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(10) 上場会社と当該会社との間の関係
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資本関係
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当該会社の株式50.7%を保有するEncore Energy社の株式39.4%を当社が保有。
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人的関係
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Board of Commissionersへ1名派遣
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取引関係
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当該会社保有鉱区から産出される原油取引およびドンギ・スノロLNGプロジェクトを通じての協業
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4. 今後の見通し
当社の今期連結業績への影響は軽微です。来期以降の連結業績への影響につきましては、判明次第お知らせします。
ニュースリリースに関するお問い合わせ先
三菱商事株式会社 広報部 報道チームTEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705