三菱商事

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2012年9月24日

東南アジアにおけるタウンシップ開発に関するシンガポールSembcorp Development社との戦略提携について

三菱商事株式会社(以下、当社)は、Sembcorp Development社(本社:シンガポール、Executive Chairman:Low Sin Leng、以下セムコープ)と、東南アジアにおける総合的な都市開発(タウンシップ開発)を行うことを目的とした戦略提携契約を締結したことをお知らせ致します。
 
両社は、セムコープ社が持つ工業団地開発のノウハウに、当社が持つ住宅・物流施設・商業施設等の開発機能や、幅広い産業を事業領域とするグローバルネットワークの強みを融合させ、2015年のアセアン経済統合を見据えて、ますます製造拠点や事業所等の進出が加速すると考えられる東南アジアにおいて、タウンシップ開発事業を展開してまいります。
 
当社は、セムコープ社の代表的事業であるベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)に、1996年当初から参画しました。東南アジアの中でも製造業拠点として注目度が高いベトナムにおいて計5ヶ所の工業団地(開発面積合計約6,000ha、東京都大田区とほぼ同じ面積)を手がけ、これまでに465社(うち日系企業104社)の物流・製造業を中心とする企業にご進出頂いております。
 
現在、東南アジアは堅実な経済成長とコスト競争力を背景に、中国に次ぐ物流・製造拠点として、90年代に続く第2の工業化が進んでいます。東南アジアへの外資系企業の投資は、大半が製造業による工業団地内での設備投資ですが、近年では工業団地で働く従業員の福利厚生向上を目的とした、工業団地周辺の住宅や商業施設などの都市機能を含めたタウンシップ開発に対する社会的ニーズが高まってきています。
 
当社は、今後も東南アジアにおいて、Sembcorp Development社と共にタウンシップ開発を進め、製造業をはじめとする企業の東南アジアへの進出の促進とともに、豊かな街づくりによる地域の発展に貢献してまいります。
 
 
 <添付資料>
(1) Sembcorp Development社について
(会社名) Sembcorp Development Pte. Ltd.
(設    立) 1976年
(本    社) シンガポール共和国
(代表者) Executive Chairman Low Sin Leng
(社員数) 70名
(事業内容)
Sembcorp Development社はアジアにおける大規模タウンシップ・工業団地開発分野において20年以上の経験を持つリーディングデベロッパーで、ベトナム、中国、インドネシアにおいて、工業団地、商業施設、住宅を含む総合的な開発を推進しています。同社の100%親会社で、シンガポール政府系ファンドテマセク・ホールディングスが48.84%を出資するSembcorp Industries社は、世界6大陸で造船事業、電力・水供給事業を展開し、グループ総資産約90億ドル、従業員数9,000名を超えるシンガポールの代表的企業グループの一つです。
 
(2) ベトナム・シンガポール工業団地事業(VSIP)について
VSIPは、Sembcorp Development社を中心とするシンガポール側コンソーシアムと、ベトナム・ビンズン省政府系企業Becamex IDC社の共同事業として、1996年にビンズン省において500haの工業団地開発を開始しました。三菱商事はシンガポール側コンソーシアムの一員として出資すると共に企業誘致活動等を行ってまいりました。その後、ベトナムへの注目の高まりと共にVSIPは急速に事業拡大を続け、2006年に着手したVSIPビンズン(2,045ha)以降、VSIPバクニン(700ha)、VSIPハイフォン(1,600ha)、VSIPクアンガイ(1,120ha)と次々に開発を進めています。また、第2号案件VSIPビンズン以降は、全ての案件をタウンシップ開発コンセプトのもとで進めています。
<VSIPハイフォンにおけるタウンシップ開発の鳥瞰パース>
<VSIPハイフォンにおけるタウンシップ開発の鳥瞰パース>

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三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
TEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705
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