

クウェートの石油埋蔵量は全世界の10%。原油生産量は240万バレル/日です。石油輸出に大きく依存するクウェートでは、近年の石油価格高騰に伴い歳入が急増、その80%を石油輸出が占めています。2006年3月には、クウェートで初めて、巨大な天然ガス田が発見されました。埋蔵量は35兆立方フィートで、発電事業や石油化学産業での活用が期待されており、クウェートの炭化水素ビジネスにとって大きな転換点になると見られています。現在クウェートは1991年のイラク侵攻からの復興を果たし、積極的な国内投資を開始しており、新たな開発ステージに入っています。
三菱商事のクウェートにおける歴史は40年以上。クエート三菱設立以来、原油輸出や石油関連事業など、さまざまな事業に取り組んでいます。
石油: 長期契約に基づき、相当量の原油、ナフサ、液化石油ガス(LPG)を日本へ輸出。クウェート石油公社とは長いお付き合いです。
化学品: 石油化学工業会社(PIC)の独占販売代理店として、中国、パキスタン、東南アジア向けにポリプロピレンを輸出。2009年、Kuwait Aromatics Companyがパラキシレンの生産を開始するため、現在、本店と連携しながら、インド・中国向け主要サプライヤーを目指して取り組み中です。
ダクタイルパイプ(鋳鉄管): クウェートにおけるダクタイルパイプの供給は、長年にわたり継続している事業。天然水の貯水量が不十分なクウェートでは、海水を淡水化し、飲料水として住宅地に運ぶための送水管が不可欠なのです。
また、クウェートが国として環境問題に注力し始めたことから、クエート三菱では、環境プロジェクトの開発支援にも取り組んでいます。


クウェートの女性は、とてもアクティブ。外交官をはじめ、石油企業や教育機関ほか、さまざまな分野で要職に就くなど、社会のあらゆるところで活躍しています。さらに2005年には、1962年の選挙法で警察官や軍人を除く21歳以上の男性に限られていた選挙権(投票権)と被選挙権(立候補権)が、イスラム法の順守を条件として、2007年から女性にも認められることが決定。これにより、有権者数は2倍以上になると予想されています。


娯楽が少ないクウェートでは、食事が大きな楽しみの一つになっています。市内にはアラブ料理をはじめ、フランス、イタリア、中国料理など世界各国のレストランがあり、お店選びには事欠きません。三方を海で囲まれているクウェート市は、中東でも魚がおいしい町として有名であり、シーフードレストランは特に人気があります(ペルシャ湾で取れるズベーリや、ハムールといった白身魚を蒸し焼きにする料理が有名)。最近注目されているのは日本料理。市内にはすでに10店舗の日本料理店がオープンしています。とりわけ寿司レストランは、健康に関心の高いクウェート人に受けています。


ディーワーニーヤは、クウェートに古くから伝わる男性のための社交サロン。もともとは、テントの一部を利用し、家族と離れたところで、男性がお客様と応対するスペースのことを意味しました。
ディーワーニーヤは、現在でもクウェート社会に広く浸透しており、重要な機能を果たしています。時にはゲストを招いて、その時々の関心事を話し合います。クウェート合議制の先駆けとも言えるでしょう。
社交イベントであるディーワーニーヤが行われるのは夜が多く、伝統的な会では、出席者は男性に限られます。輪になって柔らかいいすやクッションに腰掛け、たばこやスナック、コーヒーや紅茶でくつろぎながら、話に花を咲かせます。
仕事仲間に招待されれば、ビジネスのきっかけにつながる絶好の機会ともなりますし、ディーワーニーヤをはしごするのも楽しいでしょう。最近では、女性によるディーワーニーヤも開催されています。
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