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ヨルダン/アンマン支店
MC's Business - 肥料の原料ビジネスを拡大
アンマン支店の設立は1976年。他の外資系企業と比べ、ヨルダンにおける歴史は古く、発電設備の導入や、情報通信網の構築、セメント工場の開設など、さまざまなインフラプロジェクトに携わってきました。
一方、ヨルダンは肥料原料となる天然資源が豊富な国でもあり、三菱商事はグローバルネットワークを生かし、支店開設以来、リンと塩化カリウムを主力商品とする肥料原料ビジネスに取り組んでいます。
ヨルダンのリン鉱石埋蔵量は約17億トン。Jordan Phosphate Mines Co. Ltd.(JPMC)が、南西部の4鉱山の採掘を一手に担っており、2005年時点で、ヨルダンはリン鉱石の生産量世界第6位、輸出量第2位となっています。
また、死海のミネラルから採取される塩化カリウムは、最もポピュラーな肥料原料で、Arab Potash Company PLC(APC)が、死海の南沿岸で蒸留・精製を行っています。
三菱商事は、JPMCやAPCとの長期にわたるパートナーシップをベースに、両社および日本のパートナーと共にNippon Jordan Fertilizer Company(NJFC)を設立し、日本市場向け肥料を製造しています。
ヨルダンは貴重な肥料原料に恵まれ、業界における強力なポジションを確立しています。今後も、肥料ビジネスを通じて国の発展に寄与していきたいと思います。

Trend - 運河で死海を救う
死海は、ヨーロッパの国々から毎年多くの観光客が訪れるヨルダン屈指の観光地。その治癒効果を求めて、たくさんの皮膚病の方が療養に訪れます。滞在が数週間に及ぶ療養客は、観光客より滞在期間が長いため、観光業にとってはとても大事なお客様です。
今、死海では湖面低下が大きな問題になっています。死海南岸の水位は年平均20センチ上昇しているものの、北岸では毎年約1メートルずつ低下しています。湖岸はどんどん後退し、ホテルなどの観光施設が湖面から遠くなる一方、生態系のバランスも危機にさらされています。このため、死海の水位安定を目的とした、紅海と死海を結ぶ運河の建設が計画されています。

アラブ諸国初の環境警察
ヨルダン国王アブドラ2世の指示により、公安局内にアラブ諸国初となる環境警察が設置され、これを契機に、ヨルダン国民の守られるべき安全の範囲が広がりました。環境省、農業省、水・灌漑省との連携により設置された環境警察は、法的な権限を持ち、環境に悪影響を与える活動の監視、取り締まりを行い、ヨルダンの大気、水、土壌を保護するのが役目です。また、将来は違法な狩猟、漁業、林業の監督や、メディアを通じた国民の環境意識向上などの面でも各省庁をサポートしていく予定です。他のアラブ諸国に先駆けて設置された環境警察は、ヨルダンの誇りです。

A Beginner's Guide - ワディ・ラム
ヨルダンで最も広大で美しい砂漠、ワディ・ラム。月面のような壮大な光景は、静寂に包まれ、まるで時が止まっているかのよう。砂漠には、独特なシルエットの花崗岩や砂岩の山がそびえ、岩山の間を走る無数の「シク」の岩壁には、至るところに古代の碑文と線画が残っています。
澄んだ泉とヤシの木が茂る小さなオアシスと共に、何世代にもわたってここで暮らしてきたベドウィンは、砂漠のあちこちに黒く低いテントを張り、ラクダと一緒に暮らしています。このもてなし好きな砂漠の民は、しばしば旅人を招き、星空の下、たき火を囲んで、ミントティーやカルダモン風味のコーヒーを楽しみます。時には、色鮮やかに飾られたラクダに乗り、美しい制服をまとった砂漠警察官を見かけることもあるでしょう。
春には、丘陵に緑が芽吹き、道端には野花が生い茂り、人里離れた地域では、ヨルダンの国花、ブラックアイリスが花を咲かせます。また、長い角を持つアイベックスやアラビアスナネコなどの動物も生息しています。ワディ・ラムは、一生忘れられない思い出の地になるでしょう。


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