会社案内2023(改訂版)
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17プロジェクト開発中案件水素関連ベンチャー投資(英国)AP Ventures世界有数のベンチャーキャピタルへの出資参画水素関連ベンチャーキャピタル英AP Venturesを通じ、今後の水素社会の進展に必要となる有望技術を持つスタートアップへ直接出資を行っています。これまでに、水素貯蔵・輸送技術を有するドイツHydrogenious社、グリーン水素製造に必須となる水電解技術を有するノルウェーhystar社、アンモニア分解技術を有する米国Amogy社へ出資を実行しており、新たな技術を通じた事業機会の創出に取り組んでいきます。石油製品販売事業(日本)三菱商事エネルギー石油製品の安定供給に取り組む三菱商事エネルギーは、国内石油製品販売事業の経営資源を集約・強化することを目的とし、2015年10月1日に設立しました。ガソリン・灯油・軽油から重油・アスファルト等、石油製品の安定供給を担いつつ、カーフロンティア社を通じたEコマース事業等、同社のリテールネットワークを活用した新規DX事業も推進しています。LPG輸入・販売事業(日本)アストモスエネルギー世界最大級のLPGプレイヤー三菱商事グループの三菱液化ガスと、出光興産グループの出光ガスアンドライフが事業統合して設立されたLPG事業会社アストモスエネルギー。LPG取扱量は、専業会社としては世界最大級で、国内需要の約25%を担っています。家庭用燃料電池、高効率給湯器などの普及や電力の小売りも行っています。e-methane(合成メタン)開発事業(米国)米国キャメロンLNG基地を活用したe-methane開発プロジェクト熱需要の脱炭素化に向けて、既存ガスインフラを活用でき、追加的な社会コストを抑制可能な「e-methane(合成メタン)」の導入を目指しています。三菱商事は、パートナーと共に水素・CO2・水といった原料からe-methaneを製造し、当社が参画するキャメロンLNG基地を活用の上、2030年までに日本向け輸出を実現すべく取り組んでいます。燃料アンモニアプロジェクト(米国、カナダ、インドネシア他)次世代燃料の社会実装カーボンニュートラル社会実現に向けた施策の一つとして、アンモニアの燃料用途での社会実装を目指しています。アンモニアは、燃やしてもCO2を排出しない次世代燃料として注目が高まっており、大規模かつ安定的な燃料アンモニアのサプライチェーン構築に向け、パートナー企業と共に世界中で開発に取り組んでいます。水素サプライチェーン事業(シンガポール、欧州、日本)SPERA水素™技術を活用した国際間水素サプライチェーンの構築千代田化工建設が開発したSPERA水素技術は、水素の、安全かつ効率的な長距離輸送・貯蔵を可能にする重要技術の一つです。三菱商事は、近い将来水素需要の増加が見込まれるシンガポール、欧州、日本等に向けて水素を安定供給するため、技術的・商務的検討を加速させています。

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