三菱商事

三菱商事米州財団

三菱商事米州財団(MCFA:Mitsubishi Corporation Foundation for the Americas)は、1991年に米国三菱商事が、三菱商事とともに設立した、米州の社会問題の解決に寄与するための財団です。生物多様性の保全、持続可能な開発、環境教育、環境正義の4つの分野をテーマに、さまざまな活動を支援しています。

MC Foundation for the Americas (MCFA)

アルゼンチン・南西大西洋における環境保護活動に100万米ドルを支援

MCFAは、アルゼンチンのパタゴニア海岸部と南西大西洋水域における野性動物保護協会(Wildlife Conservation Society:WCS)の環境保護活動に対し、4年間で100万米ドルの支援を行うことを決定しました。これらの海岸部および水域の独特の生態系には、イカや魚などの水産資源を支える非常に生産性の高い生息環境、それらに依存する大規模で多様性に富んだ捕食種群、膨大な数の海鳥と海洋哺乳類が繁殖する壮大な景観の海岸線が含まれています。それらの種の一部がパタゴニアの海岸部において集団で繁殖・子育てをする光景は、地球上で最も貴重といえる野生動物のドラマです。

MCFAの支援は、WCSとさまざまな関係者がこの独特の自然を守るために策定した多角的な取り組みであるPatagonian Coastal Management Planのうち、下記の5つのプロジェクトを対象にしています。

  1. 南ゾウアザラシの研究
  2. 海鳥全般の調査
  3. 南オオカモメの研究
  4. アルゼンチンで最初の本格的な海中国立公園であるゴルフォ・サン・ジョージ国立公園への支援
  5. 南西大西洋の個々の種、生物学、生態系全体に関する研究を統合する最初の試みとしてWCSが進めている「Sea & Sky」プロジェクトの研究およびデータ分析
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