三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2012年9月分)

活動内容

9月は、岩手県陸前高田市や宮城県気仙沼市、南三陸町で活動を行いました。

被災地では学校の校庭に仮設住宅を建設したケースが少なくありません。秋の運動会シーズンを前に、多くの学校で利用を余儀なくされている仮設グラウンドの整備を各地でお手伝いしました(写真左)。

また、これまでも行ってきた農業用水路の泥出しや、漁港での養殖いかだの土のう作りのほか、宮城県気仙沼市の大谷海水浴場では清掃活動を実施しました(写真中央)。これらの作業では一般参加のボランティアの方々と連携することも多く、混合チームを組んで活動しました。

南三陸町では、毎月開催されている『福興市』に今月も設営から参加。『ホタテ祭り 福興市』と銘打った今回は、台風の接近とも重なったため強い雨が懸念されましたが、幸い天候は崩れることがなく、終日多くの人出で賑わいました(写真右)。

参加メンバーの声

  • 「陸前高田市では、保存処理される前の『奇跡の一本松』が美しく凛と立っていました。その姿は、大きな痛みを抱えたまましっかりと立って生活している、被災された皆さんの姿と重なりました。私も苦難に負けない強い心を持てるよう心掛けたいと思います」
  • 「昨年見た、復旧が進んでいなかった仙台市のような光景が、南三陸町には今も残っていました。息の長い復興支援の必要性を痛感しました。また、被災した方々と交流する中で、『自然は奪うだけでなく、与えてくれるものもある』『自然災害は止められないけれど、備え、対応することが大切』だということを改めて教えられました」
  • 「2回目の福興市ボランティアに参加して、少しずつですが町が復興に向けて変化しているのを感じました。しかし、まだまだ復旧の道のりは長く、その過程では、福興市ボランティアのように継続して被災地を訪れることで、『復興のお手伝いをしたい』と思う人が多くいることを地域の皆さんに伝えていくことも大事だと思いました」
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