三菱商事

ボランティア活動レポート

被災地でのボランティア活動レポート(2014年10月分)

活動内容

10月は、被災3県でボランティア活動を行いました。

福島県郡山市では、ご当地グルメの祭典「第9回 B-1グランプリ」をお手伝いしました。開催前日から物販の搬入や、郡山市内で行われたパレードの誘導をお手伝い。開催当日は多くの人出でにぎわう中、販売サポートの他、チケット販売や会場案内、清掃を担当しました(写真左)。

岩手県大船渡市では、今年も「大船渡さんままつり」に参加しました。焼きサンマ、つみれ汁、清掃の3チームに分かれてお祭りの盛り上げに一役買いました。中でも焼きサンマは行列が絶えないほどの人気で、旬を味わう来場者の皆さんの笑顔が印象的でした(同中央)。

また、これまでにない支援活動として、「東北支援活動レベルアップ3ヶ年プロジェクト」を通訳としてサポート。米国の復興事例を東北の支援活動に活かすため、自然災害や経済危機を乗り越えてきた米国のリーダーの話を、被災3県で復興支援に取り組むリーダーたちに伝えるお手伝いを行いました(同右)。

その他にも、農業・漁業支援を岩手県や宮城県で実施。被災地のさまざまな地域で交流する機会となりました。

参加メンバーの声

  • 「B-1グランプリの昨年大会で優勝したのが、福島県の『なみえ焼そば』。本来優勝した地域が翌年の開催地になるところ、原発事故の影響で帰還困難区域となっていることから、同じ県内の郡山での開催になったそうです。そうした経緯もあって今回の会場は、出展団体ののぼり旗に応援メッセージが書かれていたり、福島産の野菜を食材に使っていたりと、お祭りの雰囲気の中にも復興支援の思いが強く感じられました」
  • 「地元の方々に無料配布していたサンマを手渡すと、『ありがとう』と言ってくださる方が多く、印象的でした。日常的な言葉ではありますが、胸にとても温かく響き、改めて大切な一言だなと感じました。今回のような貴重な経験ができ、今回のお祭りに関わられた多くの方々に『ありがとう』と感謝するばかりです」
  • 「通訳ボランティアでは、復興のステージが物的支援や(土木建築に代表されるような)物理的復興から、経済活動を持続可能な形でどう活性化するかという段階に移りつつあることが肌で感じられました。日米の文化的違いはあるものの、米国での成功例を興味深くヒアリングしている東北若手企業家の姿勢が印象的で、外国での事例が東北復興に活かせる例もあるのだと気付かされました」
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