2022年度定時株主総会招集ご通知
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■ Eneco関連 約800億円 ■ ケジャベコ銅鉱山 約650億円■ 海外電力事業 約600億円※ 世界的な篤志家であるビル・ゲイツ氏が2015 年に設立した、脱炭素に関する投資及び慈善活動等を行うBreakthrough Energyの傘下のファンドで、R&D を終えた脱炭素技術を、社会実装するために必要なスケールアップ段階にある個別プロジェクトへの投資を行うもの。注力分野は、①クリーン水素製造(及び水素関連インフラ)、②長期エネルギー貯蔵、③持続可能航空燃料(Sustainable Aviation Fuel)、及び④直接空気回収(Direct Air Capture)の4分野。● 蘭国Hollandse Kust West Site VI洋上風力発電所の事業権● その他、再エネ・電化・次世代エネルギー関連(グリーン/ブルー水素、アンモニア、SAF、CCUS等)分野の案件を精査・推進中ご 参 考に大きく当社にとっての資産規模が大きい等の理由から「天然ガス/LNG」「原料炭」「再生可能エネルギー」を分析対象として選定し、1.5℃シナリオ分析を実施しました。結果として、社会全体の脱炭素化が急速に進行する前提での1.5℃シナリオ下においても、上記事業は強靭性を有するものと評価しています(詳細は右記QRコードより当社サステナビリティ・ウェブサイトをご参照ください)。(5) Energy Transformationの取組 当社は、当社の強みである総合力を活かして、全産業が解決すべき共通の社会課題であるカーボンニュートラル社会への移行に正面から向き合っていきます。エネルギーの安定供給責任を果たしつつ、EVの普及等電化に欠かせない銅資源、再生可能エネルギー、そして水素やアンモニアといった次世代エネルギー事業の拡大等を通じ実行に移していきます。『中期経営戦略2024』では、EX戦略を中核に据え、2030年度までのEX関連投資総額2兆円規模のうち、2024年度までの3年間で約1.2兆円の投資を計画し、EX関連ポートフォリオを拡充することを示しました。なお、2022年度は以下のとおり約0.3兆円のEX関連投資を実施済みです。これにコミット済み投資案件が約0.5兆円あることに加え、新規投資パイプラインも積みあがっており、案件を厳選して順次実行に移していく予定です。〈2022年度 投資実績〉金額※EX関連投資の主な内容〈具体的なEX関連投資案件〉● Breakthrough Energy Catalyst※への参画● ペルー共和国 ケジャベコ銅鉱山生産開始(約30万トン)● 国内(秋田県沖、千葉県沖)で洋上風力3案件獲得(合計174内容0.3兆円※0.1兆円37(8,819億円)万kW)銅や再生可能エネルギー分野を中心に、着実に投資を実施。コミット済み投資案件が約0.5兆円あることに加え、新規投資パイプラインも積み上がっており、案件を厳選して順次実行に移していく。収益基盤の維持・拡大 0.5兆円EX関連 DX・成長投資関連 豪州原料炭事業 約700億円、他北米不動産事業 約600億円、他 獲得 (76万kW)0.9兆円(6) 削減貢献量の開示 当社は、上記EX戦略の進捗を定量化する指標として、2023年2月末に削減貢献量を開示しました。これはGHG排出量がより低い商品・サービスを提供することで、それが提供されない場合と比較して、どれだけGHG排出量が削減できるのかを定量化したものであり、当社が脱炭素社会への移行における事業機会をどの程度取り込めているか、そしてその結果、当社が世の中のGHG排出量削減にどの程度貢献しているかを

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