【主な変動要因】〈増加〉 ・化学品製造事業における繰延税金負債の取崩しTOPICSプラスチックのリサイクル率向上を通じた循環型社会実現への貢献タイにおいて飲料用ボトルや食品容器用途の素材となるPET※1樹脂製造事業を展開するThai Shinkong Industry Corporation Ltd.(当社34%出資)は、循環型社会の実現・海洋プラスチック問題への対処に向けて導入が期待される、ケミカルリサイクル技術※2を活用したリサイクルPET樹脂の製造を計画しています。当社は、同事業を通じたリサイクル率の向上や、代替素材の開発等を通じて、循環型社会の実現に取り組んでいきます。Thai Shinkong Industry Corporation Ltd.の生産工場■当期純利益の推移(単位:億円)しております。【主な変動要因】〈増加〉・豪州原料炭事業における市況上昇〈減少〉・チリ銅事業における減損TOPICS高まる銅需要に応えるケジャベコ銅鉱山が生産開始2022年7月、Anglo American plc.と共にペルー共和国で開発を進めてきたケジャベコ銅鉱山が生産を開始しました。年間生産量は約30万トン※(当社持分は約12万トン)で、これにより当社の持分銅生産量は40万トン程度に拡大する見通しです。EVや再生可能エネルギーの普及に欠かせない銅は、世界的に需要が拡大しており、安定供給が大きな課題となっています。当社は、カーボンニュートラル社会の実現に向け、銅資源の確保と安定供給に取り組んでいきます。生産を開始したケジャベコ銅鉱山金属資源グループは、銅、原料炭、鉄鉱石、アルミといった金属資源への投資・開発等を通じて事業経営に携わるとともに、グローバルネットワークを通じた鉄鋼原料、非鉄原料・製品における質の高いサービスや機能を活かし、供給体制を強化しています。■当期純利益の推移(単位:億円)+47(+12%)2021年度+186(+4%)2022年度53※1 ポリエチレンテレフタレートの略称※2 使用済プラスチックを化学的に原料レベルまで分解し、 再重合するリサイクル手法。品質劣化を伴わず再資源化が可能2022年度※生産開始後10年の平均2021年度403450金属資源グループ4,2074,393石油・化学ソリューショングループ※石油・化学ソリューショングループは、原油、石油製品、LPG、エチレン、メタノール、塩、アンモニア、プラスチック、肥料等、幅広い石油・化学関連分野において、販売取引、事業開発、投資等を行っています。※ 2023年4月1日付けで「化学ソリューショングループ」に呼称を変更
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