三菱商事株主通信 - 2017年11月 No.45
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10新産業金融事業グループ三菱商事と100%子会社の三菱商事都市開発は、事業会社が使用する産業用施設の開発・大規模改修事業に参入しました。千葉県内の冷凍冷蔵倉庫兼加工センターを主要用途とする産業用施設2件を取得し、大規模改修を行います。その総事業費は、テナントの設備投資も含め約100億円になります。本事業は、三菱商事として初の特定用途の産業用施設に対する大規模改修を含めた開発事業となり、不動産業界でもユニークな取組みです。昨今、ROA/ROEを重視する経営の浸透や、業界再編・経営合理化に伴う拠点再構築ニーズなどを背景に、企業が保有する不動産(CRE※)の有効活用戦略を今後もその強みを活かし、事業会社向けCREサポートを一つの柱として、不動産開発事業のさらなる拡大を図っていきます。既存テナント退去テナントA施設老朽化既存テナント退去施設老朽化新テナント向け改修工事テナントA改修工事新テナント向け改修工事テナントA改修工事【第2号案件】千葉県市川市約3,300㎡約5,100㎡三菱商事都市開発 保有冷凍冷蔵倉庫兼加工センター三菱商事都市開発土地建物購入三菱商事都市開発土地建物購入三菱商事都市開発土地建物購入三菱商事都市開発土地建物購入改修工事完了改修工事完了改修工事完了改修工事完了第2号案件(新規テナント向け改修)所在地テナントA敷地面積建屋延床面積主要用途重視する動きが高まっています。三菱商事では、総合商社ならではの広範な企業ネットワークを駆使し、CREのさまざまな課題に対する最適なソリューションの提供に積極的に取り組んできました。スキーム概要第1号案件(テナント継続入居)【第1号案件】千葉県市川市約17,300㎡約27,600㎡冷凍冷蔵倉庫兼加工センター産業用施設のイメージテナントB※CRE:Corporate Real Estate三菱商事都市開発 保有テナントA継続入居三菱商事都市開発 保有テナントB三菱商事都市開発 保有テナントA継続入居産業用施設の開発・大規模改修事業に参入~事業会社向けCREサポート~

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