三菱商事株主通信 - 2017年11月 No.45
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8地球環境・インフラ事業グループ2017年7月、英国で5件目となる海底送電資産の運営事業権を在英国の当社100%子会社Diamond Transmission Corporation Limited(DTC)社を通じて取得しました。本件は、英国北西部沖合約25kmの洋上に位置するバーボバンクエクステンション洋上風力発電所(発電容量25.8万kW)と、北ウェールズ・デンビーシャー州に建設予定の変電所を結ぶものです。資産規模は約262億円で、2017年末をめどに操業を開始し、事業パートナーとともに20年にわたって送電を行う予定です。今回の取得に伴い、三菱商事は欧州で9カ所、総送電距離約900km、総送電容量約435万kWの海底送電事業を運営することになります。DTC社は、今後も海底送電資産のさらなる積み上げを目指すほか、陸上送電線事業、国際連系線事業などへの進出も検討しています。三菱商事は、温室効果ガスの排出抑制につながる事業機会を通じ、経済面のみならず環境面や社会面への貢献を実現していきます。半期のニュースをお知らせします。ウォルニー1(17.8万kW)ウォルニー2(17.8万kW)英国で三菱商事が参画している海底送電事業バーボバンクエクステンション(25.8万kW)洋上変電所DTC社欧州海底送電事業を担う統括会社として2013年に設立。資産の保守管理業務を担う専門チームを擁し、海底送電資産の運営に携わっています。シャリンガム ショール(31.5万kW)ロンドンアレイ(63万kW)英国で海底送電資産の運営事業権を取得ビジネスハイライト

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