三菱商事株主通信 - 2018年6月 No.46
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12 三菱商事グループは、2011年にミャンマーが民政移管以降、マンダレー国際空港運営や建機レンタル事業、食品製造・流通事業など、現地の有力パートナーと協業しながら、多くの事業を展開しています。 2016年3月に、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟が政権を獲得したことで、同国における経済開放、民主化への動きは一気に加速し、それに伴い外国投資を呼び込むための法整備も進んでいます。 このような状況下、三菱商事グループは、次の成長の柱を育てるべく新たなビジネスの創造に注力しています。例えば、同国最大の都市、ヤンゴンの中心部で大規模都市開発「ヨーマ セントラル プロジェクト」を立ち上げたほか、病院運営会社を設立し、高度医療サービスの提供を目指しています。 ミャンマーではまた、次の成長の核となる事業をしっかりと育てていきます。例えば、ミャンマーの人々の生活水準向上に貢献する食品製造・流通事業、国内空港事業民営化、電力供給能力の向上を目指すインフラ事業などの展開を通じ、ミャンマーの経済発展と共に、三菱商事グループの成長につなげていきます。経済開放と民主化で激動する国、ミャンマー。アジア最後のフロンティアとも呼ばれ、経済成長率は今後も7%台と高水準を維持すると予測されています。世界中の企業が注目するこの成長市場で、三菱商事グループは現在13の事業を展開し、次代の核となる新たなビジネスの創出にまい進しています。©Tuomas Lehtinen / Shutterstock.com©Richie Chan / PIXTA特集ASEANナンバー1の活況を、総合力で取り込むミャンマーの成長と共に

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