18 近年、海水の温度上昇によると思われるサンゴの「白化現象」や海水汚染によるサンゴへの被害が大きな問題となっています。「サンゴ礁保全プロジェクト」では、沖縄、セーシェル、オーストラリアの3拠点にて、サンゴ礁の保全について、さまざまな角度から調査・研究活動に取り組んでいます。三菱商事は調査研究への財政的な支援を行うとともに、社内から募ったボランティアを派遣し調査研究活動をサポートしています。 当プロジェクトの成果は、ホームページや学会等で発表するのみならず、夏休みに小中学生を対象としたサマースクールを開催し、子どもたちに対する普及啓発も行っています。 2018年は、国際サンゴ礁イニシアティブが指定した「国際サンゴ礁年」です。三菱商事は国際サンゴ礁年2018のオフィシャルサポーターとして、引き続き調査研究のサポート、成果の普及啓発を進めます。気候変動、海水汚染等を理由として、サンゴ礁が危機に瀕しています。三菱商事は、サンゴ礁を保全することを目的として、2005年に「サンゴ礁保全プロジェクト」を立ち上げました。「国際サンゴ礁年2018」のオフィシャルサポーターを務める三菱商事のサンゴ礁の保全に向けた取組を紹介します。サンゴ体内で光合成を行う褐虫藻が失われることによりサンゴの色が抜け、白くなる現象。褐虫藻からの有機物の供給が途絶えると、サンゴは栄養を取れなくなり、白化状態が続くとサンゴは死んでしまいます。──サンゴ礁保全プロジェクト社会貢献活動
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