三菱商事株主通信 - 2018年6月 No.46
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4 本年5月8日、「中期経営戦略2018 成長の加速へ向けて」を公表しました。その内容についてご説明いたします。 『中期経営戦略2018』で掲げた2018年度までの定量目標は全項目において前倒しで達成しました。また、同期間中に導入した3つの仕組みによる成果も着実に進捗しています(図1)。 三菱商事の事業ポートフォリオ戦略を検討するための枠組みとして、12のマトリクスを作成しました(図2)。社会にとっての普遍的なニーズのある産業分野を4つに分類して横軸とし、縦軸で上流・中流・下流のビジネスモデルごとに3分類しています。この12のマトリクスを通して全産業を俯瞰しながら変化に対応し、意図した事業ポートフォリオを構築していきます。 また、三菱商事が取り組んでいる多岐にわたるビジネスを、ステージごとに捉えていく成長メカニズムを確立していきます(図3)。全産業を俯瞰できる総合力を活かして「成長の芽」を発掘し、これを「成長の柱」へと育成していきます。三菱商事の強みを活かした成長戦略が明確化されてきた「成長の柱」については、経営資源を集中投下し、M&Aも活用しながら「収益の柱」へのステージアップを目指します。新たに「成長の芽」として加わる事業やピークアウトする事業が相まって新陳代謝が促される仕組みを確立することで、持続的な成長を目指していきます。 今後とも、株主の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。(図1) 『中期経営戦略2018』の進捗中期経営戦略2018 成長の加速へ向けて を発表

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