三菱商事株主通信 - 2019年6月 No.48
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市場の変化を捉えた新たなビジネスリテイル新たな価値創造を目指して16消費者ニーズを捉えた商品開発三菱商事は、お弁当やおにぎりなどの中食製品を製造・販売する(株)グルメデリカを2018年10月に子会社化。同社は製造技術・メニュー開発に強みを持ち、約30年にわたり、(株)ローソンへ中食製品を提供してきました。三菱商事グループの総合力を活かして同社の製造・開発機能をさらに強化し、(株)ローソンの商品力向上に貢献していきます。新興市場での事業展開三菱商事は、高い潜在性を有する新興国で、地場のニーズと日本で培ったノウハウを組み合わせた地産地消型の食品事業を展開し、地域社会の発展と生活品質の向上に貢献していきます。インドネシアでは、現地有力小売Alfa Groupとの業務提携によるパン・菓子・飲料や紙おむつ等の生活必需品事業や、日本企業との合弁でチーズの製造販売を展開(左)。また、ミャンマーでは現地食品会社Lluvia社に出資し、製粉事業やコーヒー事業に加え、食糧ターミナル事業、即席麺事業などの新規事業開発にも取り組み、同国の安全・安心な食の提供・発展に貢献していきます(右)。データを活用した消費者価値創造共通ポイントサービス「Ponta」を展開する(株)ロイヤリティマーケティングは、幅広いマーケティング基盤を有しています。複数の提携店舗でポイントを貯められる共通ポイントサービスと、会員データ・利用情報などさまざまなデータを掛け合わせ、消費者ニーズを的確に捉えたマーケティングサービスを提供。また、インドネシア・マレーシア・韓国でもサービスを展開し、流通全体の効率化と消費者価値の最大化に取り組んでいます。消費者からのフィードバック消費者のより豊かな生活に資するリテイル事業消費者起点での“食”ビジネスの推進

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