三菱商事株主通信 - 2019年11月 No.49
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H電力ソリューショングループ アフリカを中心にオフグリッド分散電源事業を展開する英国BBOXX社への資本参画 三菱商事は2019年8月、アフリカを中心に電力の送電網が整備されていない地域(オフグリッド地域)で分散電源事業を展開する英国BBOXX社に出資参画しました。BBOXX社は2010年の創業。太陽光発電・蓄電池・家電を組み合わせたSolar Home System(SHS)を用いて電力を供給する事業者です。IoTを活用したリアルタイム遠隔管理システムを通じてSHSの稼働状況や顧客の支払い状況を管理・制御する点が特長で、これまでに12か国でSHSを提供しています。 アフリカのサブサハラ地域の人口は、2045年までに現在の2倍となる20億人にまで増加するといわビーボックス※ 三菱商事がフランス電力会社EDFと共に2018年に出資参画したアフリカのオフグリッド地域における分散電源事業者へのファイナンスを行う会社れ、現在6億人以上のオフグリッド地域の人口も同様に増加していくと見込まれています。BBOXX社は顧客の生活水準向上に対応し、今後は電力のみならずガスや水などの生活インフラ、さらには保険や金融などの消費者サービスを提供し、オフグリッド地域のプラットフォーマーとなることを目指します。 三菱商事は分散電源事業者へのファイナンス提供を行うNEoT Offgrid Africa社※とのシナジー創出や、グローバルネットワークの活用を通じて、BBOXX社の企業価値向上に取り組んでいきます。ソーラーパネル据付の様子。携帯電話によるモバイル決済等を利用し、支払額に応じてサービスを利用できるPay As You Go方式で電力を提供一般家庭での利用イメージ10

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