技術革新が世界経済の成長のエンジンとなり、デジタル化の波があらゆる産業に変化を起こしています。『中期経営戦略2021』では、まさに第4次産業革命の真っただ中にある、との環境認識の下で、取り組むべき改革と成長戦略を示しました。そして、このテーマに全社一丸となって対応するため、本年4月に従来型の産業別の縦割り組織を再編しました。現在、再編した10営業グループは、同じく 4月に設置したチーフ・デジタル・オフィサー(CDO)およびデジタル戦略部、ならびに事業構想室と共に、既成概念を排して事業を見直し、新しいビジネスやその芽の創出に取り組んでいます。例えば、ローソンを中心とするリテイル分野、医療や健康に関わるヘルスケア分野、自由化が進む電力・ガス分野、CASEが進展する自動車分野など、さまざまな2019年11月 代表取締役 社長アイデアが営業グループの壁を越えて議論されています。これらの結果として候補となる投資案件も複数出てきており、今後、これらを精査し、時機を捉えて適切なタイミングで実行に移してまいります。こうした取組を着実に継続していくことにより、循環型事業経営モデルを通じた利益成長をより確かなものとして、中長期的な持続的成長の実現を目指していきます。世界経済が減速し、厳しい事業環境下ではありますが、まずは通期業績見通しを達成し、さらには新しい組織体制や人事制度の下で、『中期経営戦略2021』の実現に向けて邁進していく所存です。 今後とも、皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。4『中期経営戦略2021』の実現に向けて
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