三菱商事株主通信 - 2020年6月 No.50
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I電力ソリューショングループ  2020年3月、三菱商事は、中部電力と合同で設立したDiamond Chubu Europe B.V.(三菱商事80%出資)を通じて、欧州で総合エネルギー事業を展開するEnecoを買収しました。 オランダ・ロッテルダムに本社を置く同社は、オランダ、ベルギー、ドイツの3カ国を中心に、再生可能エネルギーを中核とした発電事業、電力・ガストレーディング事業、電力・ガス小売事業、地域熱供給事業を展開しています。オランダ第2位の強固な顧客基盤に加え、約130万kWの再生可能エネルギー資産を保有。三菱商事はこれまでEnecoと 3件の欧州洋上風力発電事業と欧州最大規模の蓄電事業で協業を推進中です。三菱商事は今回の同社買収により、欧州及び欧州外での再生可能エネルギー開発を加速させます。 再生可能エネルギーの普及に伴う小規模分散電源の増加や、蓄電池・デジタル技術の発展などにより、電力事業の在り方が転換期を迎えています。三菱商事は、再生可能エネルギー開発及びAI/IoTを活用した顧客重視のサービスを展開するEnecoの成長を通じ、人々の生活インフラを支えることで、低炭素社会への移行や地球環境保全など、社会課題の解決に貢献していきます。▲オランダ・ロッテルダムのEneco本社▲Eneco保有の風力発電設備ビジネスハイライト11オランダ総合エネルギー事業会社Eneco社の買収

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