三菱商事株主通信 - 2020年6月 No.50
13/24

輸入販売と同時に液化事業にも参画。1億2,500万ドル(当時の為替レートで450億円)という、三菱商事創立以来の事業投資を決断しました(参画時の三菱商事の権益持分は45%。現在の出資比率はブルネイ政府50%、シェルと三菱商事各25%)。三菱商事のLNG事業の出発点となったプロジェクト。三菱商事は、バイヤーズエージェントとして売り手、買い手双方の数多くの関係当事者を取りまとめ、実現に尽力しました。シェルと共同でスタートし、1979年に買主と第1プロジェクトの売買意思確認書に調印。1983年、第1船「Tenaga Satu」が千葉県袖ヶ浦に入港しました。1995年に第2、2003年に第3プロジェクトが立ち上がり、生産規模が年間約2,570万トンに拡大しています。1972~1969~1989~1983~マレーシアLNGプロジェクト13輸入代行からスタートアラスカLNGプロジェクト液化事業に初参画ブルネイLNGプロジェクト上流権益に参画ノース・ウェスト・シェルフ・プロジェクト三井物産との共同出資によるJapan Australia LNG(MIMI)を通じ、上流権益から参画する西豪州最大の総合エネルギープロジェクト。LNGのほか、コンデンセート、原油、LPGの開発・生産も。LNG生産量は年間約1,700万トンで、そのうち約800万トンを日本の顧客向けに供給しています。──三菱商事 挑戦の歩みLNGと三菱商事 ~役割の変遷1960年代~1980年代

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る