三菱商事株主通信 - 2020年11月 No.51
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再生可能エネルギー開発約480万kW※1うち、稼働済み資産130万kW※2(陸上風力・洋上風力が中心)※1 開発中含む総容量※2 持分容量調整用電源(ガス焚)電熱併給発電所大型蓄電ガス貯蔵人口:約1,800万人契約件数: 国内シェア No.2電力・ガス取扱量契約件数: 国内シェア No.3小売(B2C・B2B)規制事業(B2C)オランダ内シェア1位人口:約1,100万人顧客満足度を高め、顧客維持ならびに新たな収益源確保を目指す(例)TOON    スマートサーモスタットによる省エネ      EVスマート充電CHARGE ITによる充電費用削減人口:約8,300万人100%グリーン電力事業者 シェア No.1B to C 顧客層バランスの取れた事業ポートフォリオ電力30TWhガス50TWh約600万件の契約基盤約13.5万顧客発電電力/ガス取引~小売事業~新サービス Enecoへの出資に伴い、三菱商事グループ保有の再生可能エネルギー持分容量は約300万kW※1となEnecoとは2012年から協業を開始し、2017年には洋上風力事業に加え、欧州最大規模の蓄電事業でも協業を実現り、日系企業No.1の洋上風力資産の持分容量となりました。三菱商事グループは、Enecoの成長を通じ、低炭素社会への移行や地球環境保全に対応した次世代の電力事業モデルへの変革を目指します。 ここ数年、三菱商事グループでは、電力の需要側から供給側までのバリューチェーン全体で利益の極大化を図る戦略を展開しています。需要側では、英国で電力・ガス小売事業を展開するOVOへの出資、同社によるSSE社小売事業部門統合、Bboxxを通じたアフリカのオフグリッド地域※2での分散電源事業参画などを実行。一方、供給側では、米国マーチャント発電資産※3やドイツ海底送電資産等の売却など資産の16Enecoの事業内容3社の知見で、欧州域内外の電力ソリューションニーズに応える 三菱商事は今回の出資を機に、Enecoのさらなる成長へ向け、同社の川上から川下の各セグメントを強化し、欧州域外への展開も含め、骨太なポートフォリオを構築していきます。発電部門では、欧州域内で再生可能エネルギーの資産を約2倍に拡大し、域外でも再生可能エネルギー開発を加速。小売部門においては、グリーン電力戦略を継続しながらコスト最適化を図り、日系企業を含め顧客の拡大を目指します。また、電力ソリューショングループのみならず、三菱商事グループが保有するさまざまな機能や商材・サービスを組み合わせ、Enecoの600万件の契約顧客に向けてエネルギーマネジメント関連の新サービスを充実させていく予定です。Enecoと実現する三菱商事グループ電力事業の将来像

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