溶媒によりカルシウム副生成物として分離未使用またはン当たり約100㎏のCO²が削減できると試算されています。Blue Planetの技術力と千代田化工建設のエンジニアリングや化学工学の知見を活かして、事業化の実現を目指していきます。地球温暖化の要因であるCO²の排出量削減に向けて世界の動きが加速する中、CO²を“資源”と捉え、素材や燃料に再利用することで大気中へのCO²排出を抑制する技術です。広義ではCCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)とも呼ばれ、CO²を地下に貯蔵するCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)と併せてCCUS(Carbon dioxide Capture Utilization and Storage)という総称で使用されております。カーボンリサイクル炭酸塩化CO²活用骨材再生骨材廃棄コンクリート排気ガスCO²成分を分離・抽出カルシウム成分炭酸カルシウム洗浄して再利用粗骨材・細骨材コンクリート12Blue Planet、千代田化工建設と共にCCUの事業化を推進 当社は、カーボンリサイクル の有力な一手として、コンクリート原料である骨材製造にCO²を利用する技術の開発と事業化に向け、技術を保有する米国Blue Planet Systems Corporation(Blue Planet)、千代田化工建設との3社間で協業契約を締結しました。 CO²を資源として捉えて有効利用する「カーボンリサイクル技術」は、重要な気候変動対策として、世界中で開発が進んでいます。Blue Planetが持つ技術は、未使用のまま固化したり廃棄されたりしたコンクリートから抽出したカルシウム成分と、発電所や工場などから出る排ガスに含まれるCO²を反応させて生成した炭酸カルシウムを骨材として利用するものです。通常のコンクリート製造に比べ、1トBlue Planet技術プロセスフローコンクリート分野におけるカーボンリサイクル技術の確立を目指して
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