三菱商事株主通信 - 2021年6月 No.52
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2 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 2020年度の決算、2021年度の業績見通し、及び配当についてご報告申し上げます。2020年度の決算について 連結純利益は1,726億円となり、前年度と比べて3,628億円の減益となりました。 豪州原料炭事業やLNG関連事業、自動車関連事業等が、コロナ禍や資源価格の低迷等の影響を顕著に受け、ローソンに係るのれん減損等も重なりました。石油・食品関連、銅事業、タイ自動車事業等の増益要因もありましたが、業績見通しが未達となったことを重く受け止めています。 ローソンに係る減損は、コロナ禍により日販が減少したことなどを踏まえ、先々の収益力の回復に時間を要する見通しとなったことによるものですが、ローソンが有する国内 14,000超の店舗網は、これからのデジタル技術を活用した地域密着型・分散型の社会において、人々の生活インフラとして大きな潜在力を持っています。当社としても、電力等の事業と組み合わせた新たなサービスの提供、消費者ニーズに応える新たな業態、DX(デジタルトランスフォーメーション)によるサプライチェーン改革効率化の検討等により、価値向上に貢献していきます。Top Message株主の皆様へ

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