16 当社は、燃料として用いられるアンモニア(燃料アンモニア )の米国内製造を目指して、米国の石油・天然ガス企業DenburyとCO²輸送及び貯留に関する主要条件に合意しました。 脱炭素社会実現に向けた国際的な取組が加速する中、燃料アンモニアは、次世代クリーン燃料の一つとして期待されています。当社は、2020年代後半に米国で年間100万トンの燃料アンモニアを製 当社の100%子会社である三菱商事ファッションは、「循環」をテーマに環境に優しい服作りに取り組むD2C※ブランド「NAGIE(凪へ)」を立ち上げました。大量生産・大量廃棄を伴う従来型のビジネ造、日本市場への輸出を目指します。アンモニア製造過程で発生するCO²を回収し、大気へ放出しない形でDenburyが処理。同社は米国メキシコ湾岸に世界最大級のCO²輸送パイプライン網を有しており、回収したCO²は地中に注入して石油が産出しやすくなるように利用、または地下に貯留する計画です。 日本における燃料アンモニアの社会実装を目指スモデルからの脱却を目指し、サステナブルなものづくりを掲げるNAGIEは、全ての製品において、生地全体の約8割にリサイクルペットボトル由来の原料を中心とする再生素材を使用。 また、顧客からの注文後に縫製を開始する受注生産方式を採ることで、余剰生産や廃棄といった課題の解決にも挑んでいます。2021年3月からECサイトを通じて受注生産を開始しており、ラインアップには、仕事やスポーツなどさまざまなシーンで着用できる製品をそろえ、サステナビリティだけでなく、着心地・機能性・デザイン性も追求。アパレル業界に持続可能なビジネスモデルを提示していきます。※Direct to Consumerの略。メーカーやブランドが企画・生産した商 品を、小売店のような既存流通を介さず、消費者に直接販売する形態 のこと。NAGIE公式サイト北米での燃料アンモニア製造に向けたCO²の輸送・貯留に関して合意再生素材を活用したサステナブルな服作り
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