三菱商事株主通信 - 2021年11月 No.53
17/24

17※1 Sustainable Development Goalsの略。国連が定めた、持続可能な社会を実現するための開発目標。※2 植林や間伐といった森林管理やCCUSにより削減・吸収したCO²などの温室効果ガスの削減・吸収量を定量化して、取引可能な形態にしたもの。自助努力だけでは減らせないCO²排出量を埋め合わせることもできる(カーボン・オフセット)。し、当社はアンモニア製造、CO²の回収・有効利用・貯留(CCUS※)事業等を通じて、燃料アンモニアのサプライチェーン構築を推進していきます。エネルギー資源の安定供給と脱炭素化を両立させること 三菱商事グループのマーケティング事業会社ロイヤリティ マーケティング(LM)は、LMのポイントプログラム「Ponta」の持つ1億人超の会員基盤と、提携企業のネットワークを活かし、SDGs※1達成に向けて取り組んでいます。その一環として2021年4月に参加型のスマートフォンアプリ「Green Ponta Action」をリリースしました。 アプリのユーザーが、持続可能性に配慮した商品を買う、歩くといったアクションをすることで、スコアがたまる仕組みです。また、全ユーザーのアクションの積み重ねに応じて、LMがCO²排出削減や環境保全に取り組む団体へ寄付。日本の森林に由来するカーボン・クレジット※2を購入し、森づくりを※Carbon Capture, Utilization and Storageの略。大気中のCO²を 回収して、地中に貯留したり、素材や燃料として利用したりする技術 のこと。2021年10月から、Green Ponta Actionのシーズン2がスタート!で、持続的な成長を目指していきます。支援するプロジェクトも実施しています。本年4月から9月までの合計で497トンのCO²削減を実現しており、これからも生活者と企業、社会をつなぎ、持続可能な未来の実現に向けて取り組んでいきます。 次世代クリーンエネルギーの一つとして大きく期待されながら、気体のままでは爆発・火災のリスクが高く、貯蔵・輸送面の課題がある水素。その課題を解決する存在として、水素と窒素の化合物であるアンモニアが注目を集めています。 アンモニアは現在世界中に流通し、燃焼時にCO²を排出しません。また、既存の石炭火力発電設備でそのまま燃焼させることが可能で、火力発電の燃料をアンモニアに置き換えることでCO²排出量削減が期待されます。特集2 DX・EXを通じた低・脱炭素社会の実現に向けた取組Green Ponta Actionダウンロードはこちらから!燃料アンモニア参加型スマホアプリでSDGs達成を支援

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る