11Quellaveco(ペルー)世界屈指の新規大型銅鉱山年間生産量:約30万トン Escondida(チリ)世界最大の銅生産量を誇る年間生産量:約120万トン本年7月、英国アングロアメリカン社と共にペルーで開発を進めてきたケジャベコ銅鉱山が生産を開始し、9月下旬に初出荷を遂げました。年間生産量は約30万トン※1(うち、三菱商事の持分は約12万トン)で、これにより、三菱商事の持分銅生産量は32~37万トン程度と、これまでのおよそ1.5倍に拡大する見通しです。約890万トンの埋蔵量(銅分換算)と約36年の山命を見込み、高いコスト競争力を有する同鉱山は、操業に使用する電力を100%再生可能エネルギー(再エネ)で賄います。また、同国初となる自動運転の鉱山重機の採用、Integrated Operation Center※2※ 1 生産開始後10年の平均※ 2 鉱山における操業プロセスの全体を統合管理するシステム・設備三菱商事が出資する銅鉱山(資源マップ)の導入、ビッグデータやAIの活用等を通じて、操業の最適化を目指しています。低・脱炭素化への動きが加速する中、送電線や導線などに使われる銅は、EVや再エネの普及に欠かせないため、世界的に需要が拡大しています。一方で、鉱石中の銅含有量の低下や環境規制などを背景に新規鉱山開発は難しさを増しており、銅の安定供給が大きな課題となっています。同鉱山は、中期経営戦略2024で掲げるEX・DXの一体推進を体現する代表的な事業であり、三菱商事は今後もカーボンニュートラル社会の実現に向け、銅資源の確保と安定供給に取り組んでいきます。Antamina (ペルー)Los Pelambres(チリ)Anglo American Sur (チリ)高まる銅需要に応えるケジャベコ銅鉱山が生産開始
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