三菱商事株主通信 - 2022年11月 No.55
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10燃料価格の高騰やLPガススタンド減少等のタクシー業界が抱える課題解決に加え、脱炭素化への先行取組に向けて、現場へ足しげく通い、ドライバーへのヒアリングや営業所長との議論・検討を何度も重ね、コスト及びCO2双方の削減に資するこれからのタクシー営業所のあり姿を描いてまいりました。その結果、EVリースを基軸に今夏より次世代型タクシー営業所の運営を開始しています。本件を通じて得られる知見やノウハウを基に、今後は三菱オートリースと共に、第一交通産業をはじめとしたタクシー業界全体のEV化に取り組んでいきたいと思います。自動車・モビリティグループ モビリティ事業本部 モビリティEX推進部 国内チーム担当チームから第一交通産業、三菱オートリースと共に、第一交通産業の子会社北九州第一交通の門司営業所と門司港営業所を中心に、電気自動車(以下「EV」)、太陽光発電設備、エネルギーマネジメントシステム※を導入する、EV中心の次世代型タクシー営業所の運用を開始しました。門司営業所にはEV12台、充電器、太陽光発電システム、及びエネルギーマネジメントシステムを、門司港営業所にはEV6台と充電器を順次導入いたします。今後EVが本格的に普及していく世の中を見据え、大規模なEVタクシーの導入による営業所単位での運用モデルの構築を行います。特に門司営業所においては、太陽光発電を最大限に活用し、さらなる環境負荷の軽減や走行コストの軽減、災害による停電等に対するレジリエンスの強化にも取り組んでいきます。※ 太陽光発電時にEVの充電タイミングをシフトさせ、太陽光発電の電力を活用してEV充電を行うシステムPick Up News再生可能エネルギーを活用したEV中心の次世代型タクシー営業所の運用を開始

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