三菱商事株主通信 - 2024年11月 No.58
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11いすゞ自動車製ピックアップトラックの愛称は“D-MAX”。“D”は、ディーゼル(Diesel)・直噴(Direct Injection)・デザイン(Design)・耐久性(Durability)に由来。デザイン・テクノロジー・安全性・ラインアップなどの“最大化(=MAX)”を目指すことも表現されています。1969年、ブルネイ政府、Shell、三菱商事の出資で設立された「Brunei LNG」は、当時「失敗すれば三菱商事が3回つぶれる」とまでいわれた巨額プロジェクト。総投資額は当時の三菱商事の資本金を大きく上回る約450億円で、当時の藤野 忠次郎社長は“手を震わせながら”サインをしたという逸話も。硅砂はガラスの主原料として用いられる鉱物。シリカ純度の高い硅砂は、高い透過性が求められる製品に幅広く使われており、主要用途は太陽光パネルのカバーガラス、スマホの液晶ガラス、高層ビルのガラス、高級ウイスキーのボトルなどで、私たちの身近な場所でも活用される必要不可欠な素材です。太陽光発電は日射量の多い夏が一番発電しやすいと思われがちですが、実は、最も発電効率がいいのは日射量が安定し気温もそれほど高くない4~5月。太陽光パネルの発電効率は表面温度が25℃の時に最大で、温度が1度上昇するごとに0.5%ずつ低下するといわれています。世界のさまざまな場所で、幅広い事業を展開する三菱商事グループ。各グループの事業に関する豆知識を通じて、三菱商事グループの多彩な取組をご紹介します。三菱商事が3回つぶれる!? 天然ガス液化事業参画秘話タイでの愛称に込められた想いとは?毎日目にするアレもコレも! 硅砂の多様な用途太陽光発電、ベストな時期は夏じゃない!?Tri Petch Isuzu Sales (TIS)タイでいすゞ自動車製車両の卸売販売事業の他、販売金融、保険、アフターセールス事業を展開。ブルネイLNG年間約720万トンの生産能力を有するサプライヤーとして、50年以上にわたり安定的にLNGを供給。Cape Flattery Silica Mines豪州にある世界最大規模の硅砂鉱山で、50年以上の長期にわたり安定的に硅砂を供給。三菱商事クリーンエナジー国内の再生可能エネルギー電源の開発・運営、既存火力発電所の脱炭素化の検討などの事業を展開。

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