■ 2023年度の第三者評価で、当社は、以下の特徴・強みに支えられ、取締役会の実効性が極めて高いレベルで確保されていることを確認していますが、この強みが、機関設計変更・コーポレートガバナンス体制改革を経て、ますます強化されていることが確認されました。■ 機関設計変更に関する検討等の機会を通じ、当社取締役会の目指す姿とモニタリングの在り方について丁寧な議論が重ねられ、■ 取り纏め社外取締役からのメッセージSTEP2STEP32024年度取締役会実効性評価 全体総括コーポレートガバナンス・指名委員会で、実効性評価の実施方針・プロセスについて審議。宮永取締役、中尾取締役が中心となり、質問項目策定、全取締役宛てアンケート・インタビュー及び回答の分析・評価を実施。更に各営業グループCEOにもアンケートを実施することで、取締役以外の意見も聴取し、多面的な分析・客観性と中立性の担保を図った。■ 評価項目 ✓2024年度の振り返り (『中期経営戦略2024』の主要項目の進捗状況モニタリング、取締役の役割・機能、取締役会の審議事項、取締役会・諮問機関・独立社外取締役会議・対話等の運営等) ✓ 『経営戦略2027』の策定プロセス・今後のモニタリングへ向けた留意事項 ✓ 中長期的な検討事項 (取締役会・諮問機関の規模・構成、中長期的観点での取 締役会の在り方等)結果を独立社外取締役会議及びコーポレートガバナンス・指名委員会で分析・評価のうえ、取締役会にて審議。以下のとおり、機関設計変更後のコーポレートガバナンス体制において、取締役会の実効性が十分確保されていることを確認。取締役会主体で更なるコーポレートガバナンス向上を目指していく基盤が強化されていることが確認されました。コーポレートガバナンス向上に向けた取締役会議長及び執行側の強い意志と努力強みを下支えする要素宮永取締役中尾取締役機関設計変更の検討過程で様々な議論を重ねていたことにより、取締役全員のガバナンス・モニタリングに対する意識がより明確になり、機関設計変更後の取締役会においても、共通認識に基づきながら、より多角的にモニタリング・審議する度合いが高まっていると評価できます。機関設計変更の検討過程での議論や、執行側からの密な情報共有により、社外取締役の当社事業に対する理解がますます深まっており、取締役会が一体となっての議論が活発化していることが確認されたと考えます。社外取締役による 時間的・精神的な コミットメントの高さご 参 考【2024年度実施方針・プロセス】2024年度は、2023年度の第三者評価結果を踏まえ、新体制移行後の状況について社外取締役主導により自己評価しました。なお、評価の実施方法・プロセス・評価結果の纏め等については、2024年度も引き続き、独立した外部機関である(株)ボードアドバイザーズによるレビューを実施しています。STEP11234取締役会の実効性の土台となる4つの強み監督と執行の緊密なコミュニケーションにより醸成・維持されている相互信頼関係• 外部環境を踏まえながら当社にとって最適な在り方を真摯に追求するボードカルチャー• 執行と監督、取締役同士の相互信頼とコミットメントという「人」に関わる要素取締役会事務局の 徹底した取組・支援体制・PDCA管理45取締役会実効性評価当社では、2015年以降、毎年、取締役会実効性評価を実施しております。2023年度には、監査等委員会設置会社への移行を見据え、独立した外部機関((株)ボードアドバイザーズ)による第三者評価を実施し、当社の取締役会の実効性が極めて高いレベルで確保されていることを確認しました。
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