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アセアンの成長を支える事業へ 日本で培った知見で市場を切り拓く

アセアンの成長を支える事業へ
日本で培った知見で市場を切り拓く

古田 有季古田 有季

古田 有季(2015年入社)

世界に日本のファンを増やす仕事がしたいとの想いを持ち入社。入社後は、国内での建設機械のレンタル事業、中古建機の販売とトレーディングを担当。
今回はアセアン地域における建機レンタル事業への取り組みの模様をお届けします。

注:新型コロナウイルス感染対策のため、密を避け、換気などに十分配慮して取材撮影しています。

アセアンの成長を支える事業へ
日本で培った知見で市場を切り拓く

アセアンの成長を支える事業へ日本で培った知見で市場を切り拓くアセアンの成長を支える事業へ日本で培った知見で市場を切り拓く

 
 

入社以来一貫して、土木・建築の作業に使われる機械(=建設機械)のレンタル事業に関わっています。現在取り組んでいるのは、日本が長年培ってきた建機レンタルの知見を活かした、アセアンでの事業展開。道路や橋といったインフラの整備や建設需要の拡大を背景に建機のニーズが高まり、今後の成長が見込まれています。行き届いたメンテナンスやオペレーターの教育など、日本流のサービスを強みに事業拡大を図り、特に安全性において高い評価を受けています。建機操縦の資格制度が未整備の国もあるアセアンでは、建機とオペレーターをセットにレンタルするのが一般的。オペレーターを養成する中で実感するのが、安全への意識の違いです。例えば、日本では工事現場でヘルメットをかぶるのは当たり前ですが、海外ではそうではないこともあります。「皆さんの命と安全が一番大事なんです」という意識の共有から始めています。簡単ではありませんが、粘り強く働き掛け、現地の安全意識向上に努めています。

仕事を進める中、大きな助けになっているのは、建機に関わる事業を通して得た多くの知識や経験です。例えば、1年半出向していた中古建機のトレーディングを手掛ける事業会社では、販売の現場を担当。魚市場さながらの競りが行われる中古建機のオークションでは、英語の掛け声で競りを仕切る経験もしました。一方で、信頼関係のある買い手とは、写真だけで売買が進む独特な世界。必死に営業活動に取り組む中で築いた多くの方々との強い人間関係は、今も大きな財産になっています。

アセアンにおける建機レンタル事業は、まだまだ成長過程。コロナ禍の影響もありますが、まずは拠点を置くタイやインドネシアにおける基盤を固め、アセアンの成長に資する事業として、大きく育てていきたいと考えています。何事もやってみたからこそ分かること、話せることがあり、レンタル事業とは切り離せない中古販売の現場を知っていることは、私の大きな強みになっています。経験することの大切さとともに、知らなかった世界を知り、刺激を受け、自分がそこでどんな価値を発揮できるかを考えながら仕事をする面白さも実感しています。

古田 有季古田 有季

多角的な視点で、みんなの「より良い」を追求する多角的な視点で、みんなの「より良い」を追求する

多角的な視点で、
みんなの「より良い」を追求する

現在は本社からアセアンでの事業拡大に向けた戦略を練る立場ですが、常に意識しているのは、全体を俯瞰する視点と、個々の事業会社の現場の視点の両方を持つことです。研修生として赴任したミャンマーの事業会社では、現場が抱える悩みや課題、そこで働く方々の想いや仕事の流れを理解する経験ができました。一方で、現在の本社での業務を通して、全体の課題が見えるようになって視野が広がり、双方の視点から、みんなにとってより良い方策は何か、という考え方ができるようになりました。こうした多角的な視点は、今後の仕事においても重要だと感じています。

立場によって物事の見え方、意見が異なることは当たり前で、海外ではなおさら。仕事をする上では、相手の話をしっかり聞き、なぜそう考えるのか、文化や常識が違うからと諦めることなく話し合うことを大切にしています。関係者を巻き込みながら議論を尽くし、課題の解決につなげていくスキルも、さまざまな環境で働く中で鍛えられています。

私は、自分の仕事を通して日本のファンを増やしたいという想いを持って三菱商事に入社しました。日本の会社がこんな事業をしていてよかった、こんな日本人に出会えてよかった、海外の方々にそんな思いを抱いていただき、日本を好きになるきっかけの一つになれればと願っています。海外での事業展開は、現地に雇用を生み出し、生活の向上や国の発展にもつながります。今積み重ねている経験やスキルを活かし、現地の方々がモチベーションを持って働ける場をつくり出して新興国の成長に貢献し、夢を実現していきたいと思っています。