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デジタルの力で変化に対応するプロフェッショナルな社員の連携が実現のカギ

デジタルの力で変化に対応する
プロフェッショナルな社員の連携が実現のカギ

小坂 良小坂 良

2014年入社。ITサービス部所属。

学生時代に訪れたフィリピンで貧困問題と直面。開発途上国に貢献できる仕事がしたいとの思いから入社。IT部署で基幹システムの運用業務を担当後、タイでのグローバル研修や営業グループの財務・経理業務を経験。現在はITサービス部にて、三菱商事や事業会社のデジタル化推進を担当。(2021年9月取材当時)

注:新型コロナウイルス感染対策のため、密を避け、換気などに十分配慮して取材撮影しています。

コロナ禍での業務効率化、
新しい働き方を支える

コロナ禍での業務効率化、新しい働き方を支えるコロナ禍での業務効率化、新しい働き方を支える

 
 

デジタル技術の普及、高度化に伴い、デジタルの力でビジネスモデルや社会のあり方を変革していくDX(デジタルトランスフォーメーション)への注目が高まっています。DXに向けた取り組みは、あらゆる産業、企業が直面する課題。三菱商事グループでもさまざまな取り組みを進めています。私が所属するITサービス部は、データ分析ツールなどの新たなツールを三菱商事・事業会社に展開する仕組みづくりを通じて、グループのデジタル化をリードする役割を担います。コロナ禍においては、在宅勤務という新しい働き方が急速に広がる中、業務環境を整えるべくITインフラを強化するのはもちろん、新たなシステムを導入した効率化にも取り組み、奔走しました。その中で私がリーダーとして担当したのが、クラウド型電子署名システムの導入です。新たなシステムを取り入れるには通常1年以上かかりますが、スピード重視で取り組み、約4カ月という短期間での導入を実現。システム導入と併せ、主計部や法務部などの関連部署と連携し、社内規程の整備など、さまざまな側面から検討を進めていきました。

プロジェクトを進める上で大切にしていたのはコミュニケーションを密にとること。オンラインでのやり取りは対面に比べてミスコミュニケーションが発生しやすい面があります。電話やチャットを駆使し、誤解が生まれそうな場合は必ず確認を取り、お互いの共通認識が持てるまで徹底的に話し合うことを心掛けていました。その中で強く感じたのが、各社員の担当分野に対するプロフェッショナル意識です。世界的に導入されている技術だから大丈夫だろう、と安易に考えることなく、電子署名の有効性や税法上の法的解釈など、各自が専門的な視点から徹底的に調べて検討し、意見を出し合う。そうした姿勢には大いに刺激を受けましたし、各分野の知恵を集結したからこそ、短期間での導入を実現できたと思います。導入から約1年、電子署名の利用は着実に増え、業務のスタンダードになっています。業務効率化はもちろん、コロナ禍において出社しなくても業務ができる環境整備を作り上げることで、社員やその家族の健康を守ることにも貢献でき、大きなやりがいを感じられた経験となりました。

小坂 良小坂 良

想定外の仕事で見出した適性、プロとしてリードできる存在になる想定外の仕事で見出した適性、プロとしてリードできる存在になる

想定外の仕事で見出した適性、
プロとしてリードできる存在になる

今回のプロジェクトを通じ、周囲の力を借り、仕事を任せることの大切さを学ぶことができました。以前は何でも自分でやってしまいがちでしたが、スピードと高い専門性が求められる中では、各担当者に主体的に動いてもらう場面も多くありました。そうすることで相乗効果が生まれ、プロジェクトの推進力が上がったと感じますし、私自身、思い切って人を頼る勇気を持てたことは、大きな成長につながったと思います。

入社時はIT関連の仕事をするとは思ってもみませんでしたが、仕事を通じて未知の世界に触れ、視野が広がったと感じます。また、新しい技術への知見を深め、数多ある三菱商事のビジネスにどのように適用できるのかを設計していくことも、当社でIT関連の仕事をする醍醐味の一つ。AIは今後新規ビジネスを考える上では必須の技術ですが、こうした最先端の技術においても社内をリードできる存在になれるよう、実際にAIに関連するプログラミングを学び、AIエンジニアが目指す資格を取得するなど、最先端の技術を習得するべく日々努力を重ねています。入社以来、タイの事業会社でのグローバル研修を含め、さまざまなビジネスの現場でデジタルに関する業務に取り組んできましたが、ITという共通言語があれば、言葉や文化の異なる海外であっても同じ目線で話ができ、信頼関係にもつながります。どこであっても自信を持って勝負できるスキルがあることは、プロフェッショナルな人材の大きな強みだと感じています。

現在は三菱商事や事業会社のデジタル化を支援する業務が中心ですが、将来的には新たなプロダクトやツールを創出し、世界に向けて提供することにも挑戦したいと考えています。学生時代、開発途上国の子どもの現状を目にし、格差解消に取り組みたいと思ったのが三菱商事を志した原点。地域間の情報格差の解消など、IT技術で貢献できることは多いと感じます。日々進歩する技術を取り入れ、時代のニーズを捉えたソリューションを提供できるよう、今後もプロフェッショナリズムに磨きをかけていきたいと考えています。

※グローバル研修生…若手社員を対象に、海外での実務研修、海外のビジネススクールへの派遣、世界各国の文化と言語を習得するための語学研修を実施。年間100人前後を派遣。
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/about/resource/training.html