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三菱商事

World Beat ~明日への鼓動~

またひとつ世界にないものを

2016年6月5日 朝日新聞「GLOBE」掲載

またひとつ世界にないものを

財宝の隠し場所をふさぐ岩は、どうして「開けゴマ」の呪文で開くのか。一説によるとそれは、ゴマという植物の特徴的な生育に由来する。熟したゴマはさやが自然に開き、中の種子が勢いよくはじける。そんなふうに宝よ、勢いよく出てこい、というわけだ。

だが生産者にとって、この「ゴマが開く」性質は頭の痛い問題だ。はじけて落ちた種は人手をかけて集めるしかなく、機械化により収穫を効率化できない。事実、世界のゴマ生産の中心は途上国の小規模農家が担っている。品質や生産履歴の管理(トレーサビリティ)が容易ではなく、供給も価格も不安定になりがちだ。

そんな常識を、SESACO社(米国テキサス州)が変えた。同社が開発した「非裂開種」のゴマは、熟してもさやが開かず、大型機械で一気に収穫することが可能で、生産性は飛躍的に向上した。また、農場から出荷までの全工程を記録・管理することで食の安全に取り組む。契約農家に全量買い取りを保証しているため、生産者が安心して栽培に打ち込めている。

「私たちが今、SESACO事業で最も重視しているのがR&D(研究開発)です。アイデアや発見が商品というかたちになり、お客様への供給が決まったとき、それまでの苦労が報われます」。三菱商事胡麻チームリーダーの西江秀生さんは言う。

SESACO社のゴマの供給先のひとつが、イリノイ州に本社を置くTH Foods社。ここも三菱商事の事業投資先だ。米菓を薄く歯ざわり良く焼き上げる日本の技術と、消費者のニーズを追求するSESACO社のゴマ。二つの出会いがアメリカ市場に新しい需要を生み出し、同社の製品は着実に売り上げを伸ばしている。

ゴマ生産の常識を塗り替えた、生産工程の機械化、トレーサビリティの実現、農家との公正な契約、そして安定的な供給。SESACO社創業者のグレン・スミス氏は「三菱商事と共に、ゴマ事業を変えたいという夢をかなえてきた」と話す。

昨年三菱商事は、シンガポールの大手農産物事業会社Olam社と提携、今後世界中の消費者へ安心・安全を届ける取り組みを加速させる。「開かないゴマ」から始まった三菱商事の食の革命は、未来を大きく開こうとしている。

-“つぎ”を創る力

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