三菱商事

One time, One meeting:「世界の誰かを幸せにするために」位置情報技術とグローバルネットワーク力で社会を変革する

One time, One meeting From 三菱商事 HEREプロジェクト室 中田崇文 One time, One meeting From 三菱商事 HEREプロジェクト室 中田崇文

三菱商事が資本参画する海外の位置情報サービス大手HERE Technologiesのプロジェクトに携わる中田崇文さん。位置情報技術の力を生かし、社会にある様々な課題を解決したい。その熱い思いは、日本だけでなくアジアにも向けられている。

「世界の誰かを幸せにするために」位置情報技術とグローバルネットワーク力で社会を変革する 「世界の誰かを幸せにするために」位置情報技術とグローバルネットワーク力で社会を変革する

人の移動をより便利で効率的なものにするためのMaaS事業(Mobility as a Serviceの略。ICT活用により全ての交通手段をクラウド化して連携し、移動をひとつのサービスとして捉える新しい移動の概念)の構築を進めています。たとえば、スマートフォンのアプリひとつで電車やタクシーなど交通機関の垣根を越えシームレスに目的地までの最適なルートが検索できて、さらに一括決済まで可能にする。コストの面でもサービスの面でも、交通事業者とユーザーの双方にとってメリットのある「都市交通の最適化」を目指しています。

この事業の軸になる位置情報サービスのプラットフォームを手がけるのが、三菱商事が出資するHERE Technologiesです。私はHEREへの出資を決める前の協業の仮説検討段階からプロジェクトに携わっています。出資に至るまでに三菱商事とHEREは、MaaSをはじめスマートシティやコネクテッドカーなどいくつもの協業テーマのアイデアを出し合い、ビジネスモデルの検討を行ってきました。ドイツ、デンマーク、イタリアなど様々な国籍のHEREメンバーと議論を重ねたことは、とてもやりがいのある経験でした。出資までの集中討議ではファシリテーターを任され、精神的にも体力的にもハードな日々でしたが、「事業を通じて様々な社会の課題を解決したい」という価値観が国籍を超えて合致し、互いに信頼し合えたことが出資、協業につながりました。討議を重ねることで距離を縮めることができたメンバーたちは、今でも私のことを親しみを込めて「chairman(=議長)」と呼んでいます。彼らと出会い思いが合致したことで今のプロジェクトがある、そう思うとこの信頼関係にきちんと応えてもっと高みを目指そうと、日々自分を奮い立たせています。

  • インドのHERE社内にて
  • 各国メンバーとコロンビアを視察

いまはHEREの高精度な位置情報技術と三菱商事のアジア太平洋地域のネットワーク力を合わせることで、渋滞や高齢化社会に対する解など、日本やアジアの課題解決の一端を担えるような都市交通最適化サービスの仕組み作りを考えています。「仕事は社会に貢献するもので、世界の誰かを幸せにする」もの。だからこそ、持続可能となるはず。事業を通じてこの思いを実現していくことが私の目標でありやりがいです。ゆくゆくは、HEREを活用していろいろな産業間の連携や仕組みを作り社会を支えたい、そう思っています。

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