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2010年8月9日
三菱商事株式会社
三菱ガス化学株式会社
三菱ガス化学株式会社
ベネズエラにおけるメタノール合弁会社の第2プラント操業開始について
三菱商事ならびに三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:酒井和夫)は、ベネズエラにおけるPequiven(国営石油化学公社)とのメタノール製造販売合弁会社である「Metanol de Oriente, METOR S.A.」(以下「メトール社」という。)において、年産85万トンの第2プラントの操業を開始いたしました。
メトール社は、2006年末に本投資決定を行い、プラント建設を進めてまいりましたが、2010年春にプラント完工、試運転を経て、2010年8月からメタノールの商業運転を開始しました。関係者の多大な支援・期待のもと、順調なスタートを切り、生産能力は現行の年産75万トンから年産160万トンに増強されました。
メタノールは多くの川下製品を持つ基礎化学品の一つで、主にホルマリン、酢酸などの化学品用途の原料として使用されています。またバイオディーゼルやDME(ジメチルエーテル)など、幅広い用途での利用拡大も見込まれております。現在の世界需要は年間約42百万トンですが、今後も年率4-5%の成長が見込まれております。
メタノール事業では競争力のある原料天然ガスを確保することが成功の大きな鍵であることから、近年、中東や南米の産ガス国にて各社の設備の稼働が開始している状況ですが、は、いち早く両地域での事業展開を行ない、ベネズエラにおいても1994年からメタノール生産を行ってまいりました。
三菱ガス化学および三菱商事は、本投資によって米国、欧州、南米を中心とした世界市場での販売数量を拡大し、メタノール市場におけるプレゼンスをさらに高めてまいります。
(合弁会社の概要)
1.会社名 | Metanol de Oriente, METOR S.A. |
2.所在地 | Jose, Etado Anzoategui, Venezuela |
3.資本金 | 136百万US$ |
4.出資比率 | Pequiven 37.50% |
三菱ガス化学 23.75% | |
三菱商事 23.75% | |
International Petrochemical Holdings Ltd 10.00% | |
IFC 1.00% | |
自社保有(金庫株) 4.00% | |
5.生産能力 | 第1プラント:日産2,200トン(年産750,000トン) |
第2プラント:日産2,500トン(千三850,000トン) | |
6.生産技術 | 三菱(MGC/MHI)メタノールプロセス |
※MGCと三菱重工株式会社が共同保有するプロセス技術 | |
7.資金調達方法 | 国際協力銀行・国際金融公社を中心とするメトール社融資契約 |
8.従業員数 | 210名(現地採用従業員) |
ニュースリリースに関するお問い合わせ先
三菱商事株式会社 広報部 報道チームTEL:03-3210-2171 / FAX:03-5252-7705