三菱商事

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2012年9月24日
三菱重工コンプレッサ株式会社
三菱商事株式会社

米国にてコンプレッサ販売・サービス会社の営業を開始

 
三菱重工業株式会社の100%出資会社である三菱重工コンプレッサ株式会社(社長:大崎 裕章、本社:広島市西区、以下、MCO)は、米国にコンプレッサ(※)の販売・サービス会社「MHIコンプレッサ・インターナショナル」(MHI Compressor International Corporation、以下、MCO-I)を設立、10月から営業を開始します。
MCO-Iには三菱商事株式会社(社長:小林健、本社:東京都千代田区、以下、三菱商事)も今後一部資本参加する計画で、両社はMCO-Iを核としつつ共同で、巨大市場である北米において顧客密着型の営業を展開し、MCOのコンプレッサ事業の一層の拡大を目指します。
 
MCO-Iは、本社をテキサス州ヒューストンに置き、北米およびメキシコ市場において、コンプレッサ本体・周辺機器の販売と関連のエンジニアリングサービス、アフターサービスなどを手掛けます。
初代社長には、元エクソンモービル・ケミカル社(ExxonMobil Chemical Company)の技師長で、現在、技術コンサルタント会社を経営するガンパ・バート(Gampa I. Bhat)が就任します。
 
米国は、世界のコンプレッサ事業の20%のシェアを占める巨大市場です。加えて、非在来型ガスであるシェールガスの生産が飛躍的に拡大しており、LNGの積出し設備などのガス関連プラントや、エチレン生産などの石油化学プラントの新設が活発化していく見通しです。これらに伴い、石油・ガス産業に欠かせないコンプレッサの需要も拡大することが期待されています。
 
MCO-Iは、活況を呈す新規プラントや効率改善・更新案件に対して、MCO/三菱商事と共同して必要な体制を整えながら、MCOの北米市場での営業窓口として、初期設計の対応から受注工事の完工、アフターサービスまで一貫して顧客に提供していきます。そのため、MCO-IにはMCOから実務経験豊富な営業と技術のチームを派遣するとともに、北米市場に精通したナショナル・スタッフも採用する計画です。また、三菱商事が米国で持つ営業に優れた人的資源を活用し、市場密着型の営業を展開します。さらに、アフターサービス事業に関しては、三菱重工原動機事業の米国拠点であるMitsubishi Power Systems Americas, Inc.(MPSA)との連携をはかって、その拡大を目指していきます。
 
MCOは石油化学市場において、高度な技術力に裏打ちされた大型コンプレッサの納入実績で高い評価を得ています。
三菱商事は過去30年超に亘り三菱重工/MCOの戦略的パートナーとして、コンプレッサ商談の戦略の立案サポート・営業を行っており、今後も世界中でコンプレッサの拡販に取り組んでいきます。
 
※コンプレッサは、石油化学やLNGプラントなどで使用される、気体(ガス)を圧縮して圧力を高める機械です。石油化学、石油精製、ガス処理・搬送などの各プラントでは、生産工程の要所で原料を高温・高圧状態に気化させ、化学反応により分離・精製していますが、気体を圧縮する工程で使用されるのがこのコンプレッサです。プラントの性能や信頼性に大きな影響を与える機械で、プラントの心臓部とも呼ばれます。
 
 
三菱重工コンプレッサ株式会社の概要
(1)本社所在地
広島市西区観音新町四丁目6番22号
(2)設立
2010年4月
(3)資本金
40億円(三菱重工業100%出資。2012年4月1日時点)
(4)事業内容
①コンプレッサ(冷凍空調用は除く)、駆動タービン、増減速機及びその関連機械装置並びにその制御システムに関する設計・製作・販売及びエンジニアリング業務
②上記製品に関わる機械設備のコンサルタント及び付帯関連事業
(5)代表者
代表取締役社長 大崎 裕章
 
三菱商事株式会社の概要
(1)本社所在地
東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
(2)設立
1950年4月
(3)資本金
2,044億円
(4)事業内容
新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の6グループに、ビジネスサービス、地球環境・インフラ事業開発の2部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として、多角的なビジネスを展開。
(5)代表者
代表取締役社長 小林 健
 
以 上 

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム
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