プレスルーム
2024年9月27日
三菱商事株式会社
マレーシアLNG事業 権益延長・再参入について
三菱商事株式会社(代表取締役 社長: 中西 勝也、以下「三菱商事」)は、Petroliam Nasional Berhad(代表取締役 社長 兼 最高経営責任者: Tan Sri Tengku Muhammad Taufik、以下「ペトロナス」)と共に46年の長きにわたりマレーシアにおけるLNG(液化天然ガス)事業で協業してきましたが、今般、マレーシアLNG Dua(デュア)事業(以下「Dua事業」)の権益延長、並びにマレーシアLNG Tiga(ティガ)事業(以下「Tiga事業」)への再参入につき、ペトロナスと合意に至りました。
マレーシアLNGは全部で9つの天然ガス液化系列で構成され、第1-3系列をSatu(サトゥー)、第4-6系列をDua、第7-8系列をTiga、第9系列をTrain 9と称し、LNGの生産能力は合計2,930万トン/年と世界最大規模を誇るLNGプロジェクトです。現在、同プロジェクトで生産されるLNGの内、約1,000万トン/年が日本に供給されており、単一拠点としては世界最大の本邦向けLNG供給量を誇ります。
プロジェクト操業開始時から参画を続けるSatu事業、そして今般のDua事業の契約延長、Tiga事業の再参入を通じて、三菱商事は今後も日本を始めとするアジア地域へのLNGの安定供給に貢献して参ります。
【三菱商事のマレーシアLNG事業 権益概要】
マレーシアLNG
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三菱商事の権益比率
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備考
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Satu事業
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5%(変更なし)
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1978年から参画
生産能力:840万トン
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Dua事業
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10% → 10%(権益維持)
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2025年から約10年間
生産能力:960万トン
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Tiga事業
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0% → 10% (再参入)
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2024年から約10年間(※1)
生産能力:770万トン
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Train 9事業
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―
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(※1)2000年から参画していたが2023年に一度権益満了
ペトロナス 社長 兼 最高経営責任者Tan Sri Tengku Muhammad Taufik
「当社と三菱商事の関係は、1978年の協業から始まりました。LNGの重要性が高まるエネルギートランジションの時代において、両社の繋がりが強化されることを非常に嬉しく思います。本件を通じて社会課題に取組む中で、両社、そしてマレーシアと日本にとって良い影響が生まれ、三菱商事と更なる協業が実現することを期待しています。」
三菱商事 代表取締役社長 中西 勝也
「LNGはエネルギートランジションの時代に於ける現実解の一つであり、ペトロナスとの協力関係強化を通じ、LNGの安定供給に貢献して参ります。マレーシアにおいて歴史的なマイルストーンを達成してきたペトロナスとサラワク州政府と共に、更なる価値を創出していけることを嬉しく思います。」
【マレーシアLNGプロジェクトの位置図】
【ビンツルLNG基地(ペトロナス提供)】
三菱商事のマテリアリティ(重要課題)
三菱商事は、企業理念「三綱領」に基づき、事業を通じて社会の持続可能な発展へ貢献し、価値創造に取り組むことで、社会と共に発展してきました。『中期経営戦略2024』で目指すMC Shared Value(共創価値)の継続的な創出に向け、当社が解決していく重要な社会課題である「マテリアリティ」を指針として、当社の持続可能な成長に向けた取り組みを強化していきます。本件は、事業活動を通じて目指す「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」に関する6つのマテリアリティの内、特に「脱炭素社会への貢献」と「持続可能で安定的な社会と暮らしの実現」に資する取り組みになります。
ニュースリリースに関するお問い合わせ先
三菱商事株式会社 広報部 報道チームTEL:03-3210-2171