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三菱商事

Starting Point ~その思いが未来へつながる~

Starting Point ~その思いが未来へつながる~ Vol.10 海底送電事業@イギリス 今日の一歩を未来へつなぐ Starting Point ~その思いが未来へつながる~ Vol.10 海底送電事業@イギリス 今日の一歩を未来へつなぐ

水面を滑るように進む水鳥の優雅な姿は、体の下で絶え間なく水を蹴る脚に支えられているという。晴れた空の下、勢いよく回る風力発電の羽を水鳥に例えるなら、その脚にあたるのは海底送電線だろう。

「海流によって海底の地形は常に変化し、放っておけば埋設したケーブルが勝手に露出することもあります。厳しい自然環境にさらされているので機器の不具合発生は日常茶飯事ですし、毎日の地道な保守・点検が欠かせません」。三菱商事の100%子会社として2013年に設立されたDiamond Transmission Corporation(本社ロンドン)の伊原弘雅CEOは言う。同社が英国に5件、ドイツに4件保有する海底送電施設の管理・運営と、新規案件の発掘を担う責任者だ。

前任地のオランダは、国土の約4分の1が海抜0メートル以下にあり、地球温暖化に対する国民の危機意識がきわめて高いと感じたという。現在拠点を預かる英国・ドイツでも、再生可能エネルギーにかける期待は大きい。しかし風や太陽といった自然条件に頼る発電法は、出力が安定しないことが弱点だ。「他の電源とうまく組み合わせ、国境を越えて電力を融通し合うシステムの構築が不可欠です。つまり再生可能エネルギーが普及すればするほど、送電事業の重要性はさらに増していくことになります」

地球環境と社会の持続的な発展に貢献する洋上風力発電を、一時のブームで終わらせてはいけない。そのためにも、ビジネスとして継続できる基盤を築くことが自分たちの努めだ。

この先30年、40年と風力エネルギーを安定的に利用できるようにするために、今できること、すべきことは何か。「社員にはいつも、自ら線を引くな、仕事の幅を広げ付加価値をつけてくれ、と言い続けています。地味だけれど、あるべき姿に向かって地道に、誠実に、日々最善の努力を尽くす。そうありたいと思っています」。学生時代はボート部のコックス(司令塔)だったという伊原らしい側面をのぞかせる。

遠浅の海が多い欧州とは状況が大きく違う日本で、同じように洋上風力発送電を推進することは難しい。しかし再生可能エネルギーへのシフトは、今後世界で間違いなく進んでいくはずだ。「自分の経験が日本や他の国で生かせる日は、必ずくると思っています」。その日まで、休みなく水鳥の努力を続けよう。それが伊原のスターティングポイントだ。

Think Big, Act Honestly

2018年2月4日 朝日新聞「GLOBE」掲載

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